【Vista/XP】SSDをRAID0を構築してさらに高速化してみる
「RAID0」とは、複数のHDDをまとめて1台のHDDとして扱う技術だ。1つのデータを2台のHDDに平行して書き込むため、書き込み速度が倍近く速くなる。RAIDに対応しているマザーボードもしくはHDDケースが必要になるため敷居は高いが、速度アップの効果は圧倒的だ。今回は、ただでさえ高速なRAID0をHDDの代わりにSSDで運用し、一段上の速さに挑戦してみた。
RAID0のSSDにOSをインストールするには、少々面倒な作業が必要だ。RAID用ドライバをインストールするために、XPではフロッピーディスクが必要となる(Vistaの場合はUSBメモリで代用可能)。フロッピーディスクを用意できない人は、nLi teを使って、ドライバを組み込んだイメージを作成し、OSごとインストールしよう。
■SSDでRAID0を構築する
RAIDに対応したマザーボードには、通常のシリアルATAコネクタとは別にRAID用のコネクタがある。SSDを接続しよう
HDDが認識されたらCtrlキーとGキーを押し、ディスクアレイの作成画面に移動。RAIDのドライバをフロッピーディスクに入れた状態でF6キーを押して読み込ませる。この作業は面倒なので、nLiteを使ってドライバ組み込み済みのインストールディスクを作っておこう
■RAIDドライバ入りのインストールディスクを作成
nLiteを起動。「タスクの選択」で「ドライバ」と「ブータブルISOイメージ」を有効にしよう
ドライバの選択画面が表示されたら、右クリックして「ドライバ単体」を選択
ドライバはマザーボード付属のディスクに入っているので、調べてみよう。今回使ったGIGABYTEのマザーボードでは、「D:\Other\GSATA\Floppy32」に用意されていた
ドライバを選択すると統合オプションの画面が開くので、そのままディスクの作成を進めればよい
完了するとドライバが統合されたイメージが作成される。ディスクに書き込んでインストールに使おう
■RAID0ってアクセスがめちゃめちゃ早くなるしいいこと尽くめだよね?
RAID0は1つのデータを2台のHDDに分けて書き込むため、1台で処理するよりも高速になるというメリットはあるが、故障する確率も2倍になるというデメリットがある。バックアップは常に取っておこう。
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