【Vista/XP】RAMディスクでZIP解凍が爆速に!

こちらこちらでRAMディスクの構築が完了したら、実際に使ってみよう。RAMディスクに書き込まれたデータはPCの電源を落とすと消えてしまうため、OSの動作に関わるファイルや大事なファイルの保管場所としては不向きだ。RAMディスクの最適な用途は、インターネット一時ファイルやOSのテンポラリファイルといったキャッシュの保存先だ。

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これらは普段から頻繁に書き換えられるファイルなので、高速なRAMディスクのパフォーマンスを思う存分発揮できるぞ。インターネット一時ファイルはダウンロードしたファイルの一時的な保管先としても利用されるため、RAM ディスク内に設定しておけば、解凍作業が高速化されるぞ。

■一時ファイルをRAMディスク内に変更


マイコンピュータを右クリックしプロパティを開こう。詳細設定タブをクリックし、環境変数を開く


上部にユーザー環境変数、下部にシステム環境変数が表示される。TEMP値を選択して「新規」をクリック


「変数値」にRAMディスクを指定しよう。デフォルトでは「R:\」を入力


同様の操作でユーザー環境変数の「TMP」と、システム環境変数の「TMP」を変更する


次にブラウザの一時フォルダを変更しよう。インターネットオプションを開いて「全般」タブの「閲覧の履歴」にある「設定」をクリックし、「フォルダーの移動」をクリック


RAMディスクのドライブを指定しよう

■ダウンロード後の展開をRAMディスクで行う


圧縮形式を解凍ソフトに関連付けしておく


IEでダウンロードの際に「開く」を選択すると、


RAMディスク内のテンポラリフォルダにファイルがダウンロードされ、関連付けした解凍ソフトで自動的に展開される。大容量のファイルでも超高速で展開されるぞ

■テンポラリやインターネット一時ファイルは消えてしまってもOK

テンポラリやインターネット一時ファイルはOSやブラウザの作業に必要なファイルを一時的に置くための領域。定期的な削除が推奨されているくらいなので、消えてしまっても何の問題もない。

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2009年05月01日 17時00分
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