【Vista/XP】OSを丸ごとメモリにブチ込むと爆速だぞ!
SSDをも超える速度を求めるなら、メモリを外部ストレージとして利用できる製品を使ってみるといいだろう。メモリといえば、どのPCにも搭載されているお馴染みのパーツ。バッテリで常にメモリに通電させることで、恒久的なデータの保存を可能にしたのが「ANS-9010」だ。
「ANS-9010」は、8枚のDDR2メモリをセットできる製品で、最大64Gバイトの容量を超高速ストレージとして利用できる。今回は安価な2Gバイトのメモリ8枚を使って、16Gバイトの領域を確保し、そこにOSをインストールしてみたぞ。
■メモリにOSをインストール
ANS-9010はメモリを内蔵してデータを保存できるストレージデバイス。本体は4万円前後で販売されている。ディスクドライブと同じ大きさで、タワー型ケースに内蔵することができるぞ
ANS-9010にはリチウムイオンバッテリが内蔵されていて、バッテリが続く限りメモリに記録されたデータは守られる
メモリはマザーボードと同じ要領で追加すればOK。同容量のメモリを8枚差さないと動かない。相性問題を避けるため、メモリはできるだけ同メーカー、同モデル、同ロットのものを使用しよう
背面のシリアルATAポートでマザーボードに接続する。ポートは2つ付属していて、全容量を半分に分けて2台分のHDDとして認識させることができるぞ
コンパクトフラッシュのスロットを搭載。コンパクトフラッシュを入れておくとバッテリが切れた際、自動的にデータがバックアップされる
■Tips:もっと安価にメモリをストレージ化
ANS-9010は魅力的な製品だが、本体価格が高いのが難点。メモリをストレージにする製品でより安価なものはほかにもあるぞ。「ANS-9010B」はANS-9010の廉価版。メモリスロットが6基、シリアルATAが1つになっているが、実売価格は3万円台と安め。また、GIGABYTEの「i-RAMBOX」は4基のメモリスロットを備えている製品で、DDR2メモリに対応していないのは残念だが、現在は2万円程度で購入できる。
ANS-9010Bは外見はANS-9010と変わらないが、メモリスロットが2基、シリアルATAが1つ減っている。そのほかの機能は同じだ
i-RAM BOXはDDRメモリを4つしか積めないが、安価に購入できるので、古いメモリが余っている人にオススメ
■ただでさえ速いRAMディスクをさらに高速化する裏技
ANS-9010には、2つのシリアルATAポートが搭載されている。メモリを2つのドライブに分けて使えるほか、RAID0を構築してさらなる高速化を図ることも可能なのだ。
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