Windows7インストール用の領域を作ってベータ版を試用

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Windows7のベータ版は、2/10まで無償でダウンロード可能。現在使っているXPやVistaに影響を与えることなく、無料で次期Windowsを試してみることができるのだ。Windows7用の領域を作ってベータ版のインストールを行う方法を紹介する。

一つのハードディスクドライブ(パーティション)にインストールできるOSは一つだけ。つまり、Windows7をインストールするには、基本的には新たにHDDを増設する必要がある。が、「パーティション操作」という方法を用いれば問題ない。空き容量のあるHDDに新たなパーティションを作成し、そのパーティションに対してWindows7をインストールする、という流れだ。PCの電源を入れたとき、最初にOS選択画面が表示されるようになり、例えば「XPかWindows7か」といったように起動するOSを選ぶ形になる。

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空き容量16GB以上のHDDは必要だ。現在XPが入っているドライブでも、データ用ドライブでも良いが、USB接続などの外付けドライブはNG。空き容量のあるドライブがある人は、「Windows 7: ベータ版ダウンロード」からWindows7のダウンロードを。ISO形式のファイルを、Javaによるダウンロードで入手する。落としたISOファイルをImgBurnなどでDVD-Rに書き込み。

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EASEUS Partition Managerを作者のページからダウンロードしてインストールし起動。空き容量のあるドライブを選択し「Resize/Move」。「Partition Size」を下げ、「どのパーティションにも属していない空きサイズ」を意味する「Unallocated Space After」を16GB以上に。「16GB」はあくまで最低量なので、ここでは30GBにしている。

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結果「Unallocated」の領域が作成されるので、この領域を選択し「Create」。領域一杯のパーティションを作成する。ボリュームラベルとドライブレターも指定可能なので、ここでは分かりやすく「Windows7」「W:」に指定している。

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「Apply」をクリックし指示に従ってOSを再起動。再起動後のOS起動前にパーティション操作の処理が行われる。

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Wドライブが作成された。先ほど焼いたWindows7ディスクをドライブに入れ、「今すぐインストール」でインストール処理を開始させる。最初の選択肢では「インターネットに接続して最新の更新プログラムを取得する」、次の選択肢では「カスタム(詳細)」を選択。特に二番目は重要。「アップグレード」を選択しないよう注意。

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作成されたWドライブを選択し、Wドライブに対してWindows7をインストールする。

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あとは地域設定などいくつかの設定を行うだけ。基本的に自動でWindows7がインストールされる。Windows7の特徴や新機能、Windows7用ツール……などは追って。

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執筆:tokix (tokix.net)

2009年01月31日 22時43分
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