PSP裏拡張テクニック・3.XXのPSPはゲームソフトでダウングレード!
これまでの記事で、手持ちのPSPが秘められた能力を引き出せるかチェックした。だが、残念ながらファームウェアが極悪PSPになれないバージョンだった場合はあきらめるしかない? いや、そこを何とかするのがネトラン者の心意気。今回はその未対応ファームをどうにかしちゃう方法の解説 第2弾だ。
さて、前回の解説で例外としたのが、ファームがファームウェアが2.81~3.50までのPSP。このバージョンの場合、残念ながら完全無料で1.50までダウングレードはできない。というのも、実は特定のPSPソフトが必要なのだ。3.51以上のバージョンに関しては別ページで紹介する「パンドラ・バッテリ」を使用する。
ゲームのUMDはファームウェアを含んでいる。そのファームウェアのバグを利用して本体フラッシュメモリを書き換える方法として一躍有名になったのが海外版のPSPゲーム「grand theft auto」(旧バージョン)を使ったダウングレードだ。セキュリティの脆弱性を突き、セーブデータの読み込みの際に本体のファームウェアをダウングレードするというもの。
ファームウェアのバージョンがアップした現在でも応用テクが使われているが、バージョンによっては別のゲームとダウングレーダを組み合わせた方法が編み出されている。それがバージョン3.40のファームウェアを同梱した落ちゲー・日本語版「ルミネス」の旧バージョンもしくはベスト版(海外版も可)を使う方法。メーカーがひそかに対応した修正版を旧バージョンと偽るオークション出品者もいるので注意しよう。
このやり方はあえてエラーを引き起こしてダウングレードするためPSP本体が逝かれる可能性もある。なのになぜ、君は行くのか、それはそこにPSPがあるからだ!
本体ファームウェア 3.XXをゲームでダウングレード
PSP FW 3.50 downgrader (from Noobz team) | ||
作者:Noobz |
「Downgrader350_Including _Japan ese.zip」を解凍。できたフォルダの中にある「MS_ROOT」フォルダまで開き、「PSP」フォルダを表示
公式ファームウェア3.50までアップデートしたPSPのメモリスティックをUSB接続でパソコンから開く。その状態でダウングレーダの「PSP」フォルダを上書きコピーする
ファームウェア1.50のファイル「EBOOT.PBP」を「UPDAT E.PBP」に書き換え、メモリスティックの「PSP」→「GAME」→「UPDATE」フォルダ内にコピー、USB接続を解除する
ルミネスのUMDをPSPにセットして起動すると途中で青い画面になり、ゲームは始まらずXMB画面へ。本体情報からバージョンを確認すると暫定的に「3.50 HEN」と表示されていればOK。次のステップへ進む
XMB画面の「ゲーム」から「メモリースティック」→「PSPアップデート ver X.YZ」と選択して×ボタンを押す。パッチ処理とダウングレードが進行、しばらくすると作業が完了するのでじっと待つ。
再起動するといきなりのエラーメッセージ画面だがこれで正解。初期設定を行って本体バージョンが1.50になっているのを確認しよう
……この記事の続きはネトラン12月号で!
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