PSP裏拡張テクニック・PSP-2000を変身させる魔法のテク(4)

0712-008-000.png前回までにPSP-1000で作成したメモリスティックとバッテリパックのパンドラセットを使うと、PSP-2000を1.50までダウングレードできる。基板もファームウェアもガチガチの2000も、強引な手口で堕とされ、あとは好きなようにできるのだ! ちょっと強引すぎて壊れる可能性もあるアブナイ技なので、あくまで自己責任で!

どのくらい強引な手口かというと、微妙にスペックの異なる1000用のバッテリパックを2000に突っ込んでしまうのだ。これは正直、ちょっと怖い。壊れてしまう可能性が高いのも分かるというもの。作業手順は先にファームウェア1.50もしくはカスタムファームウェア導入済みのPSP-1000でメモリスティックに下ごしらえ、後にPSP-2000を料理するという実にあたふたとしたもの。それだけに細心の注意が必要だ。また、1000のバッテリパックは2000のスリムなボディには収まりが悪いので、途中で外れないように。ちなみに書き換えはアッという間に完了する。

バッテリパックの見た目は何も変化が起こらないので、特別なバッテリであることが分かるようにマジックやシールなどで目印を付けておこう。魔法のメモリスティックも同様で、これを単体で使っても万が一のトラブルがコワい。バッテリパックに関しては普通に使えるという報告もあるが、不意の事故もあり得る。できれば非常時以外は使わないのが安全だ。

この手法で一度ダウングレード、カスタムファームウェアを導入してしまえばPSP-2000の高機能も堪能しつつ危ない裏技も楽しめるという超愉快なツールとなる。

PSP-1000で下ごしらえ作業をする

CFW PSP 3.60 M33
  
作者:Dark Alex

0712-008-001-thum.png1.50もしくはカスタムファームウェア導入済みのPSP-1000と魔法のメモリステックを用意してセットする

0712-008-002-thum.pngCFW PSP 3.60 M33のファイルを解凍、できたフォルダから「pandora_slim」「pandora_slim%」の2フォルダをUSB接続したPSPのメモリステックへ転送。場所は「PSP」→「GAME」の中。ここまでやってきた君にはおなじみのところ

0712-008-003-thum.pngここでネットで入手した正規版のファームウェア3.40、3.50の「EBOOT.PBP」ファイルをバージョンに従う形で「340.PBP」「350.PBP」に書き換える。これをメモリステックに転送した「pandora_slim」フォルダ内にコピー

0712-008-004-thum.png接続を解除してPSPのXMB「ゲーム」→「メモリースティック」から「PandoraExt. for Slim 3.60 M33 Installer」を選択して○ボタンで起動。続いて×ボタンで実行。画面が暗転してカスタムファームウェアのデータが展開され、自動的にシャットダウン

PSP-2000に魔法セットを使って変身させる

0712-008-005-thum.png正式ファームウェアでガチガチのPSP-2000。このカスタムファームウェアの導入法はPSP-2000のみ!

0712-008-006-thum.pngここで魔法の電池が登場する。魔法のメモリスティックは挿入したままでOK。PSP-2000のバッテリパックを取り出し、用意した魔法の電池をそっとセット!

するとPSPは自動で起動するが、画面は真っ暗なまま。ここで×ボタンだけを冷静に押す。ほかの操作はしないこと。これでカスタムファームウェアが本体のフラッシュメモリへ書き込まれる。パワーとアクセスランプは点灯するので、動いていることだけは分かるはずだ
 
インストールが終了すると真っ暗なまま電源が落ちる。PSPが完全に沈黙したところで魔法の電池とメモリスティックを取り外し、正規版のバッテリパックと普通のメモリスティックに入れ替える。

0712-008-007-thum.png初期設定画面を済ませて本体情報をチェック、「3.60 M33」と表示されていれば成功だ



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2007年11月13日 20時16分
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