PSP裏拡張テクニック・PSP-2000を変身させる魔法のテク(1)
薄型化&高機能化したPSP-2000は、拡張性が高く、インタフェースも旧型から変更が加えられている。高機能化にともない、ファームウェアも複雑になっているので、ハッキングテクの難易度もアップしているのだ。今回はこのPSP-2000を極悪化するテクを紹介しよう。ただし転んでも泣かない人だけが挑戦すること!
PSP-2000は元より本体の拡張性が高い。それに伴ってインタフェースも追加・変更されている。PSP-1000を最新バージョンにアップグレードすると新たな項目がいくつも追加されるので驚くが、2000のみ対応のワンセグなどのアイコンを1000で見るのは虚しいばかり。ファームウェアは高機能化に伴って複雑さを増している。それに対応するハッキングテクも煩雑となる。その代表格はツールを仕込んだメモリスティックとバッテリパックを使ってメンテナンスモードに入るという危険な超裏技「パンドラ・バッテリ」だ。この方法を使うとどんなPSPでも1.50にダウングレード可能なだけでなく、再起不能になったPSPを復活させるという魔法のテクニックである。しかし、誰もがうまくできるのかといえば、そうではない。うかつな操作をすれば、バッテリパックはもちろんPSPは完全に再起不能ということもあり得る。手順自体も複雑でプロンプトウインドウでの入力もある。実際、操作の途中でうっかり間違えることもあり、やり直しも少なくない。また、それが致命傷になることもある。
実際、編集部で検証中に5台のうち3台が壊れた。ちょっと動作が怪しくなったり、全く起動しなくなったものも1台あった。それほどの危険テクなので、あくまで自己責任で挑むように。作業時はバッテリも満タンにしておこう。このテクニックは準備段階でPSP-2000だけではなくPSP-1000も必要だ。ハードルがかなり高いので慎重に。
魔法のメモリスティックを作ろう!
Pandora's Battery | ||
作者:Noobz |
パンドラ・バッテリではいくつかの方法があるが、ここでは既にファームウェア1.50にダウングレード、もしくはカスタムファームウェア導入済みのPSP-1000を使用。予備のバッテリとメモリスティックも用意
メモリスティックをパソコンから、もしくはPSP上でフォーマット
最終的にパソコンとPSPをUSB接続してドライブを認識させる。ここで使用するPSPはダウングレードしたものでなくてもよい
「Pandora's Battery」を解凍。フォルダが現れたら中を確認しよう。「mspformat」フォルダ内に「mspformat.exe」があるはずだ。これをハードディスクのドライブC直下に移動する
ウインドウズのスタートメニューから「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を開く。
「コマンドプロンプト」画面では左のとおりに入力を進めていきフォーマットする。フォーマット中は特に進行状況は表示されないが、PSP本体のアクセスランプが点滅していればOKだ。フォーマットが終了したら再び「C:\>」となるが、ウインドウを閉じて接続を解除。
これでメモリスティックのフォーマットが完了した。次回はこれを魔法のメモステに返信させる手順を紹介しよう。
……この記事の続きはネトラン12月号で!
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