うっかりセキュリティホールをふさぎ忘れて情報流出
ウインドウズXPが発売されてから丸6年。不具合を修正するSP2までが発表され、2008年にはSP3までが出るというのに、今も毎日のようにセキュリティホールが発見されている。見つかったらすぐに対策用のパッチを当てなければならない。それを怠ると、いずれパソコン内の情報が流出するというわけだ。
こんなに不具合のある製品を売っていいのか、とか、オレたちを人柱にして完成されているのか、とか、そんな気もするのだが、ともかくセキュリティホールは、そのままにしておくと不正アクセスなどの攻撃の対象になる。ウインドウズを使うのなら、パッチがリリースされたらすぐに当てるのは必須行為なのだ。
「マイクロソフトセキュリティホーム」のサイトにアクセスすると、「Windowsの脆弱性を解決」という項目がずらりと並んでいる。つまりそれだけ頻繁にセキュリティホールが発見され、対策が講じられていることになる。ところがウイルス対策ソフトと同じで、毎日パソコンを使わない人、ナローバンドの人は、ついアップデートを怠ってしまいがち。面倒でもアップデートは欠かさず行なうようにしよう。
パソコンの電源を切るときにこの表示が出たら、素直に「電源を切る」アイコンをクリックすれば、ウインドウズは自動的にアップデートされる
マイクロソフトセキュリティホームで提供されている「脆弱性解決」のためのパッチファイル。継続してリリースされているので、パソコンを長く使わないでいるとパッチを当てるだけでも時間がかかってしまう。普段使わないパソコンでも定期的にパッチを当てておこう
XPの自動更新機能は必ずオン
ウインドウズXPにセキュリティホールが見つかり、パッチが公開されると、普通、インターネット常時接続のパソコンは自動的にアップデートされる。オフにしていても、「Microsoft Update Webサイト」で更新できるが、よほどの事情がない限り自動更新にしておいたほうが無難だ。
自動更新をする/しないは「コントロールパネル」→「セキュリティセンター」で設定。
チェックを外して自動更新をオフにするとしても、あくまで一時的なものにとどめておくこと
……この記事の続きはネトラン12月号で!
通信販売はこちらから: amazon