ウインドウズVistaってXPとどう違うの? 何かトクすることある?

機能はいろいろ強化されている。でも便利かというと微妙なところだ……。
一番変わったのは見た目の部分だ。ウインドウの枠が半透明になった独特のユーザーインタフェースである「Aero」や、ウインドウを立体的に表示してアプリを次々切り替えられる「フリップ3D」など、全体的に見た目が派手でカッコよくなった。
また、セキュリティ機能が強化されたのも大きな改善点。迷惑メール対策や、詐欺サイトへのアクセス遮断にも標準で対応している。そのほか、ファイル検索の速度アップや、デスクトップの端にいろいろなツールを追加できる「サイドバー」も便利。マルチメディア機能も各種強化されている。
といっても、これらの機能の多くは、XPでもフリーソフトなどを入れれば似たようなことができてしまうものが多く、現時点で「VistaはXPよりもイイか?」といわれると、ぶっちゃけ微妙だ。

ウインドウズ Vistaの新インタフェースである「Aero」を使うと、ウインドウ枠が半透明になり、ウインドウの下の情報もうっすらと確認できる。また、Vistaでは各種アイコンも派手になった

Vistaで採用されたフリップ3D機能では、デスクトップ上のウインドウを立体的に表示し、どのソフトを使うかを選べる。マウスのスクロールボタンを押すと、最前面に表示されるウインドウが変わるぞ

標準装備となった「Windows Defender」では、スパイウェアなどのマシンに勝手に侵入する迷惑ソフト マルウェア の発見・駆除が行える

標準装備のIE7は、ついにタブブラウザとなった。またユーザーをダマして個人情報を盗み取ろうとするフィッシングサイトへのアクセス時に警告を発してくれる機能も装備されている

デスクトップにカレンダーや時計など、いろいろな情報を提供するガジェットを表示する「サイドバー」も新たに装備。サイドバーは標準では右端に表示されているが、ガジェットをサイドバーから切り離して、デスクトップ上の自由な位置に配置することも可能だ

スタートメニューも変更されている。従来のようにツリー状に展開されるのではなく、1列にまとめて表示する形式となり、狭いデスクトップでも、深い階層をスッキリ表示できるようになった

マルチメディア系の機能も強化された。「Windowsフォトギャラリー」ではパソコン内の画像や動画をサムネイル形式でまとめて管理できる。このほか、リモコンでマルチメディアファイルを見られる「MediaCenter」などの機能もある

2007年08月24日 00時11分
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