【Vista】高性能USBメモリでVistaを高速化!

USBメモリでVistaの動作を高速化できるReadyBoostは、安価かつ手軽にマシンを強化できるため、かなり役に立つ機能だ。Vistaの重さを少しでも解消しようと使っている人もいるだろう。ReadyBoostの効果はUSBメモリの転送速度に依存する。そこで、転送速度に優れたUSBメモリを使って、Vistaの大幅な速度アップを図ってみよう。

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今回利用したUSBメモリは1秒あたりの転送量が30Mバイトという最速クラスの製品。価格も4Gバイトの容量で3000円程度とUSBメモリとしては高めになっているが、この値段でOSが軽くなると考えれば安いものだろう。USBメモリ1本でウインドウズ7の軽さにどこまで迫れるか挑戦してみたぞ。

■Readyboost用にUSBメモリを購入


USBメモリは安いものは1000円以下で売られているが、当然スペックは低い。ReadyBoostに使うなら、ある程度値の張るものを選ぼう


今回使用したのはバッファローの「RUF2-LV4GS-BK」。最大読み込み速度は30Mバイト/Sec

■Readyboostを有効にする


マイコンピュータでUSBメモリを右クリックして「プロパティ」を選択


「ReadyBoost」タブを開いて「このデバイスを使用する」にチェックを入れる。「システム速度のために予約する領域」は最大値まで上げておこう


ReadyBoostが有効になると、USBメモリの中には「ReadyBoost.sfcache」という大容量のファイルが作成され、キャッシュとして使われるようになる


1280円で販売されていたバルク品のUSBメモリとRUF2LV4GS-BKのベンチマーク結果の比較。RUF2LV4GS-BKの方があらゆる数値で上回っているのが分かる

■NTFSで速度アップ?

ほとんどのUSBメモリはFAT32形式でフォーマットされているが、実はNTFS形式でもフォーマットすることができる。RUF2LV4GS-BKをNTFS形式にフォーマットしてベンチマークを取ったところ、パッと見は性能が大幅にアップしたように見えた。しかし、4Kバイトのデータの読み込み速度を見るとFAT32の20分の1という落ち込みぶり。小さなファイルの扱いが苦手なNTFSの特性はそのままなのだ。


小型ファイルの転送速度が落ちるNTFSは、ReadyBoostには向いていない。大サイズのファイルの転送が多いストレージとして使う場合にオススメの形式だ

■ReadyBoostはUSBメモリ以外でも利用できる

ReadyBoostはUSBメモリ以外にも、SDカードやコンパクトフラッシュで利用できる。ただし、USBメモリの方が転送速度に優れているためより高い性能を発揮できるぞ。

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2009年05月01日 17時00分
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