内蔵用HDDをフォーマットしてデータが記録できる状態にしよう
HDDのリムーバブル化を行う際に忘れてはならないのはフォーマット。ショップで販売されている内蔵用HDDは、買ってきてもそのままでは使えない。HDDはまず「初期化」という作業を行った後、「フォーマット」をしないとデータを記録できるようにならない。
新品の内蔵用HDDは、未フォーマットの状態で販売されているので、買ってきたら自分でフォーマットを行う必要がある。フォーマットを行うときは、まずパソコンにHDDを装着し、コントロールパネルの「管理ツール」から作業を行っていく。「管理ツール」の「ディスクの管理」を選ぶと、自動的に「ディスクの初期化と変換ウィザード」が起動するので、メニューに従って作業する。その後、「新しいパーティションウィザード」で、ドライブ文字を割り当てるパーティションを作ってフォーマットすれば、データが記録できる状態になる。1Tバイト、2Tバイトといった大容量HDDだと、フォーマットにはかなり時間がかかるので、何か別のことでもしながら気長に待つといいぞ!
■増設したHDDをフォーマットする
新品のHDDはそのままではデータを記録できないので、フォーマットを行う。コントロールパネルと「パフォーマンスとメンテナンス」→「管理ツール」で「コンピュータの管理」を選択する
「コンピュータの管理」で「ディスクの管理」を選ぶと、新品のHDDの場合は「ディスクの初期化と変換ウィザード」が起動するので、メニューに従って作業を進める
初期化するディスクを聞いてくる。ここは標準状態のままで「次へ」ボタンを押す。その後ディスクを「ダイナミックディスク」に変換するか聞いてくるが、通常は変換する必要はない
初期化が終了したら「ディスクの管理」に戻る。増設したHDDが「未割り当て」として表示されているはずなので、その上で右クリックしいて「新しいパーティション」を選択する
「新しいパーティションウィザード」が起動するので、メニューに従って作業を進める。パーティションの種類を聞かれたら「プライマリパーティション」にしておく
ドライブとして割り当てる領域のサイズを選択。1台のHDDを1ドライブとして扱うなら「パーティションサイズ」の欄を「最大ディスク領域」と同じ数値にしておけばいい
HDDに割り当てるドライブ文字を聞いてくるので、適当なドライブ文字にして「次へ」を押す
「このパーティションを以下の設定でフォーマットする」にチェックを入れておき、ファイルシステムなどを選択する。ファイルシステムは通常は「NTFS」にしておけばいい
設定がすべて終了したら「完了」ボタンを押すと、HDDのフォーマットが始まる
フォーマットが開始されると「ディスクの管理」画面で「フォーマット中」と表示される。最初のフォーマットはかなり時間がかかるので、のんびり待とう。途中で電源を落としたりしないように注意すること
■HDDを入れるたびにドライブ文字が変わっちゃう! という人は
USBメモリが先に装着されているとドライブ文字がズレてしまう。「ディスクの管理」でHDDを右クリックして「ドライブ文字とパスの変更」を選択して、「Z」など重なりにくいドライブ文字に変更しておこう。