OSの軽量化はウインドウズユーザーにとって永遠の課題だ。一般的なパソコンユーザの持つスペックをあざ笑うかのような“もっさり具合”の「Windows Vista」はもちろん、XPですら低価格パソコンでは快適、とは言えない。ここではWindowsの【軽量化】に関する厳選Tipsを紹介する。

Vistaの登場から2年が経とうとしているが、体感的にはまだ遅い。停止してもよいサービスは「コンピュータの管理」からオフに、そしてUSBメモリによるReadBoost機能を使ったパフォーマンスを向上させることができる。「いつか軽量化しようとは思ってるけど、伸ばし伸ばしになって……」という人はこの機会に試してみよう。

Windows Vistaで管理者権限が必要な動作やインストール時、システムファイルに触ったときなどに現れる警告表示（UAC）が邪魔！ と思ってもオフにするとセキュリティが低下してしまうので、頻繁に使うプログラムだけを「TweakUAC」で無効にしよう。

・Download TweakUAC for Windows Vista

Windowsを再インストールを行うと、Windows Updateで修正ファイルをダウンロードしなければならず、何度か再起動を要求されたりして非常に面倒だ。「Windows Updates Downloader」で必要なアップデートを一括ダウンロードしておき、まとめて実行しよう。

HDDの大容量化、そして扱うデータの肥大化で、コピー、移動も数時間単位でかかってしまう場合がある。巨大なファイルは「Fast Copy」を使ってコピーすると転送時間が短縮できる。

・Fast Copy

突然「応答なし」となってしまったアプリケーションはタスクマネージャーを起動して終了するのが一般的だが、レジストリを弄ることで自動的に終了されるようになる（ソフトによっては応答なしの状態から自動復帰する場合もあるので、使用には注意が必要だ）。

長時間Windowsを使っているとレジストリには使わないデータが溜まってくる。これはOSが重くなる原因の一つなので、「ERUNT」でバックアップし、定番ツール「CCleaner」でレジストリのゴミを取り除き、「NTREGOPT」でレジストリの最適化、という3段階の手順で安全かつ確実にレジストリを掃除しよう。

・ERUNT and NTREGOPT
・CCleaner - Home

気づけば常駐ソフトがいっぱいあるけど、どれが必要でどれが必要でないか分からなくなっちゃった、なんて人は「http://www.moernaut.com/default.aspx?item=runscanner」で現在常駐しているプログラムをチェックしてみよう。リストから右クリックでGoogle検索ができるので便利だぞ。