VistaのUAC警告を一時的に非表示にできるTweakUAC

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Vistaに搭載された新セキュリティ機能UACだが、「警告が出すぎ」といった不満を持つ人は多い。しかし、UACは警告を表示するだけの機能ではないので、簡単に無効にしてはいけない……といった話は、正直スペース上割愛せざるを得ないのだが、リリースされたばかりの海外製ツール「TweakUAC」を使うと、「UACは有効だが、警告表示が行われなくなる」というモードを利用できる。警告が出そうになった瞬間に自動で許可が行われるので画面上は警告が表示されなくなる、といった感覚だ(「それはUACオフとどのように違うのか?」という話は、上記通りこの記事では割愛する)。UAC有効/無効切り替えと違って、モード切替のためにマシンを再起動させる必要もない。普段はUACを完全有効 → ツールインストール時にはUAC有効&警告非表示モード → インストールが終わったら完全有効に戻す、といった使い方が可能になるのだ。

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TweakUACを作者のページからダウンロードして解凍し適当なフォルダから起動。メイン画面で真ん中をチェックし「OK」で「UAC有効/警告非表示」というモードになる。

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「~has been enabled」でモード切替成功だ。OSを再起動させなくて良いのがポイント。

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この状態では、UACは有効のままだ。ただしツールインストールやシステム書き換えなどの際に画面が薄暗くなって~という例のUAC警告は表示されなくなる。

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あくまでUACは有効なので、現バージョンのDAEMONToolsなど、「UACを無効にしないとインストールできないツール」のインストールは不可能。ここらへんは、今後各ツールがVistaにきちんと対応するのを待つしかない。

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設定を元に戻す時は、再度TweakUACを起動し一番下の選択肢。

2007年05月01日 22時07分
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