パスワードを登録するタイプのソフトは、外から見えないように入力したパスワードを「＊」（アスタリスク）や「●」（丸）で表示することが多い。ソーシャルハックを防ぐ上では有効だが、パスワードを失念して確認したいときに困ったことになる。そんなときは「PasswordEye」で可視化しよう。

「PasswordEye」はソフトウェア上で非表示化の処理がされているパスワードを、可視化するツールだ。使い方はカンタンで、「ファインダー」の部分をパスワード入力欄にドラック＆ドロップするだけ。パスワードが取得されて、PasswordEye上に表示される。
ブラウザやFTPソフトなどで、最初に登録したっきり放置していたパスワードも、後から確認することが可能。下の手順では「FFFTP」に登録しておいたパスワードを可視化しているが、ほかにも多くのソフトに対応している。いざというときのためにぜひ覚えておきたいテクニックだ。

■ ●や*で非表示になっているパスワードを可視化する

ソフトのパスワード入力欄は、盗み見られないように非表示になっていることが多い。しかし、この設定のまま何年も使い続けて、ふとパスワードを確認したくなったとき、この非表示設定はとても不都合

「PasswordEye」をダウンロードして解凍。「PwdEye.exe」を実行しよう

「PasswordEye」が起動したら、左側にある「ファインダー」をクリックして、そのままドラック

パスワードが非表示になっている入力欄に、ファインダーを移動させよう

するとPasswordEyeの「テキスト：」の部分に、隠されていたパスワードの内容が表示されるぞ

あとは「コピー」ボタンをクリックすれば、パスワードの内容をがリップボードにコピーされるので、別の入力欄に貼り付けるなり、テキストに書き込んで保存するなりできる