TwitterやWikipediaをクローンで再現!まずは「お名前.com」で独自ドメイン&サーバーを用意する
TwitterやWikipediaなどの有名ウェブサービスは、似たような機能のプログラムがオープンソースで公開されており、自分でサーバーを用意すれば、類似サービスを独自に開設することができる。今回の特集では、「お名前.com」で確保した独自ドメインとサーバーに、これらのクローンサービスを導入する手順を解説するぞ。
TwitterやWikipediaなどの有名なウェブサービスは、高度な技術に支えられた唯一無二のサービスだと見なされがち。確かにその通りなのだが、海外ではオープンソースでクローンのサービスが開発されており、それを利用すれば個人で似たようなサービスを立ち上げるのはそれほど難しくない。
例えば、Twitterには「Laconica」、Wikipediaには「Pukiwiki」といった類似サービスが開発されており、サーバーさえあれば、誰でもインストールして使えるようになっている。こういったウェブサービスを動かすためのプログラムは「CMS」(コンテンツマネジメント・システム)と呼ばれており、サーバー周辺のちょっとしたかんたんな知識さえあれば、誰でも本格的なウェブサービスを運用できる。
とりあえず、どのCMSをインストールするにしても、まずサーバーを用意しなければならない。もちろん、作ったものを公開するつもりなら、URLは独自ドメインであることが望ましい。
今回は「お名前.com」で、独自ドメインを取得してサーバーを登録。FTPソフトの「FFFTP」を使ってサーバーにファイルを転送できる状態にしてみよう。
■ 「お名前.com」で独自ドメインとサーバーを確保
「お名前.com」のトップページを開いて、取得したいドメイン名を入力し、「検索」ボタンをクリックしよう
ドメインの検索結果が表示され、チェックボックスが表示されれば取得可能だ。取得したいドメイン名にチェックを入れたら「登録画面へ進む」をクリックしよう
「お名前.com」のIDを既に持っている場合は、IDとパスワードを入力してログインしよう。初めての登録の場合は「初めて利用します」のまま「次へ進む」ボタンをクリックし、画面にしたがって情報入力を進めよう
情報の入力が完了したら、オプション選択だ。今回は独自ドメインだけでなく、サーバーの準備も必要なので、取得するドメイン名の下部に表示されている「共用サーバー」にチェックを入れて画面下へ移動しよう
次に支払い方法を選択するぞ。「お名前.com」では、クレジットカード決済・銀行振込・コンビニエンスストア払いが選べる。クレジットカード決済なら、手続きが全てリアルタイムで完了するのでオススメだ!
次に申込み内容の確認画面が表示される。内容に誤りがないことを確認したら、「上記に同意し、上記内容を申請します。」にチェックを入れて「申し込む」をクリックする。これで独自ドメインとサーバーの準備は完了だ。なお、クレジットカード決済以外の場合、申込み後に登録したメールアドレス宛に送信されるメールを確認し、支払いの手続きを行う必要があるぞ
■ FFFTPを設定しサーバーにアクセスできるようにする
「お名前.com」の「ドメインNavi」にログインして画面右上に表示されている「サーバーNaviへ」ボタンをクリックしよう。これでサーバーを管理する「サーバーNavi」が開くぞ
「サーバーNavi」に移動したら、左側に表示されているメニューの「ご利用サービス確認」をクリックしよう。すると、契約したサーバーが画面に表示されるので、「コントロールパネル」覧の「ログインする」をクリックしよう
コントロールパネルが開いたら「Web設定」の「FTPアカウント」をクリック
「FTPアカウント」「FTPパスワード」「FTPサーバー名」が表示されるのを確認。FFFTPにこの3つの項目を設定すればよい
まずFTP接続ソフトの「FFFTP」をここからダウンロードしてインストールしよう。インストール完了後、起動して「ホスト一覧」から「新規ホスト」をクリックしよう
「ホストの設定」が開くので、「基本」タブが選択されていることを確認。「ホストの設定名」には適当な設定の名前を入力し、各項目に先ほどコントロールパネルで確認した「管理者FTPアカウント情報」を以下要領で入力して「OK」をクリックしよう
▼項目/入力内容
ホスト名:FTPサーバー名
ユーザー名:FTPアカウント
パスワード:FTPパスワード
作成した設定が一覧に表示されるので、その設定を選択した状態で「接続」をクリックする
これでFFFTPで「共用サーバー」へ接続できるはずだ。右側のカラムに「backup」「files」「ドメイン名」の3つのフォルダが表示されていることを確認しよう
上記の流れで「FFFTP」で「共用サーバー」に接続できれば、初期設定は完了だ。これでサーバーに好きなスクリプトやCMSを転送してインストールできる環境が整った。
なお、「お名前.com」で独自ドメインと共用サーバーの申込みをしてから、サーバーNaviで設定が行えるようになるまで(コントロールパネルが表示されるようになるまで)は30分ほどかかる。コントロールパネルが表示されない場合はしばらく待ってから再度確認してみよう。
※クレジットカード決済以外の場合は、入金手続き完了後から30分ほどかかるぞ。
なお、これから独自ドメインを取得する人、新たなサービスを作る人には朗報だ。「お名前.com」では今なら、期間限定の価格破壊キャンペーンを実施中で、人気の[.com/.net/.info/.biz]ドメインが国内最安値"280円"からで取得できるぞ!
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次回(7/27掲載予定)は、独自ドメインとサーバーでのウェブサービス開設の第一歩として、「お名前.com」のサーバーに「2ちゃんねる」型の掲示板をインストールしてみるぞ。