メモリ消費1/10のアンチウイルスソフト「PandaCloudAntivirus」
ウイルス対策ソフトはネットを使う上で必携のソフトだが、マシンが重くなる一番の原因でもある。特に最近のソフトはスパイウェア対策や迷惑メール対策、フィッシング詐欺対策といった機能によってかなり鈍重となっており、低スペックのマシンには入れるのすらためらわれるほどだ。そこで利用したいのが「PandaCloudAntivirus」だ。
これまでのウイルス対策ソフトでは、ウイルスチェックなどの処理の度にCPUやメモリに大きな負荷がかかっていたが、PandaCloudAntivirusでは、マシンに負荷をかける処理をすべてサーバ上で行う仕組みだ。そのため、常駐させたときのメモリの消費は16Mバイト程度と、従来のソフトの10分の1程度にまで抑えられている。
低スペックのネットブックで使うウイルス対策ソフトには最適だろう。現在公開されているのはベータ版だが、今後リリースされる正式版も引き続き無料で提供される予定だ。
■ウイルス対策の重い処理をオンラインで行う
インストール時に言語を選択。英語を指定しよう。難しい設定はないので英語が苦手な人でも大丈夫
インストール時の設定は特に不要。完了したらPanda Cloud Antivirusが起動する。PCを再起動する必要もないぞ
画面は非常にシンプル。「Correct」で「OK」が表示されていれば、パソコンの安全は守られている
虫眼鏡のタブではパソコン内の全ファイルのスキャンを行える。処理はサーバ側で行われるため、スペックの低いパソコンでも重くならない
レポートのタブでは、スキャンの結果がウイルス、ワーム、スパイウェア、アドウェアなどの色別で表示される。
タスクマネージャの「プロセス」タブで確認したところ、初期状態ではメモリを16Mバイトしか消費していない
2009年06月12日 18時59分