DVDイメージは「HandBrake」でMP4にすれば容量を節約できる
リッピングしたDVDのイメージファイルがたまってくるとハードディスクの空き容量が足りなくなってくる。しかし保存場所がなくなるからといって外付けハードディスクを買うのは愚の骨頂だ。ハードディスクは1Tバイト超の時代とはいえ、まだまだ1万円はする。ハードディスクを買う前にISOイメージファイル内の動画をMP4形式の動画にエンコードしてみよう。
画質は少々落ちるが、サイズが非常に小さくなるのでハードディスクの空き容量をグッと増やすことができる。MP4への変換には「HandBrake」を使おう。動画エンコードといえば細かな設定が付きものだが、初期状態のままで使えるし、設定変更すればiPodやPSP用の動画だって簡単に作成できるぞ。
■H.264でハードディスクの空きを増やす
HandBrake日本語版を解凍して「Handbrake.exe」を実行する。ツールバーの「変換元」をクリック。「動画ファイル」を選択し、リッピングしたISOファイルを選択する
「ブラウズ」をクリックし、動画を保存するフォルダを選択する。「フォーマット」の「M4V File」はDVDのチャプタなどを使えるようにしたMP4のことだ。うまく動作しないときは「MP4 File」を選ぼう
右側のツリーからプリセットメニューを選ぶとiPod用やPSP用の動画を作成できる。通常は「Normal」でいい。準備ができたらツールバーの「変換開始」をクリック
コマンドプロンプトが表示され、変換がスタートする。「ETA」に残り時間が表示される。標準では2パスエンコードが行われるのでこの2倍の時間がかかる
処理が終わると指定したフォルダにMP4ファイルが出力される。再生はMPCHCで行える。エンコードが終わったISOファイルは削除してしまおう
2009年06月05日 15時42分