セキュリティ超入門:パスワードにまつわる3大トラブルとは?
ウェブサービスが百花繚乱の現在、複数のパスワードを持っているのは当たり前だが、パスワードが増えてくると管理も適当になりがちだ。大量のパスワードを安全に管理するためには、まずパスワードに関する3種類のトラブルについて知る必要がある。
多いトラブルはほかの人に勝手に使われるケース。ブラウザのオートコンプリート機能が有効になっていると、パソコンに触れる人なら誰でも簡単にログインできてしまう。また、入力したパスワードが第三者に盗まれることもある。これはキーボードの入力記録をコピーする「キーロガー」というプログラムの仕業であることが多い。
最後に一番多いのが、パスワードのド忘れだ。安全性を高めるには、ランダムな英数字を利用し、サービスごとに異なるパスワードを設定することが推奨されている。しかし、そうやって作成したパスワードを人間の頭で記憶するには限界がある。
■安全なパスワードほど覚えにくい
長くてランダムな英数字をパスワードにするとクラックされにくくなる。PasswordCreatorで14桁のパスワードを作成してみた
マイクロソフトのパスワードチェッカーで「最強」の判定。安全性は折り紙付きだが、こういったパスワードをいくつも覚えておくの現実的ではない
■ウイルス対策は基本中の基本
ウイルスの中には、感染したパソコンからパスワード盗み出して外部に送信するタイプのものがある。その多くはオンラインバンクやキャッシュサービスのパスワードをターゲットにするため非常に危険だ。パスワードの安全性を確保するために、必ずウイルス対策ソフトを導入しておこう。
■パスワードを安全に利用する基本テク
■その他パスワード管理に便利なソフト&ツール集
・出先でも安全に使えるパスワード管理ツール「ID Manager」
・ウェブサービスに登録したパスワードを忘れちゃいます。
・画像の中に秘密の文章を隠蔽してパスワード管理「ivTools」
・USBメモリやFelicaでログオンパスワード管理「PeopleLogOn」
・USBメモリを鍵にしてパソコンをロック「USB TOOLS」