好きなウインドウをキャプチャして効率的に管理「窓の化身」
「窓の化身」は、指定したウインドウをキャプチャ状態にし、好きなサイズに拡大・縮小できるようにするフリーソフトだ。窓のサイズを小さくするのではなく、全体の描画を拡大・縮小してくれるので散らばっているウインドウを効率的に管理できるほか、一部ソフトは拡大/縮小したまま左クリックの操作も可能だ。
ウインドウサイズを変えなくても内部で拡大、縮小することもできるので「ウインドウの一部分を拡大して見てみたい」という時にも大いに使えるぞ。もちろん複数のウインドウをキャプチャー状態にすることが可能だ。
作者サイトから「窓の化身」をダウンロードして解凍するとそのまま実行できる状態だ。「WinKeshin.exe」を実行するとタスクトレイにアイコンが現れる
サイズ比較用に等倍のマインスイーパを置き、上のウインドウをキャプチャー状態にしてみる
立ち上げた状態で任意のウインドウをアクティブにし、Windowsキーと「C」を同時に押すと、ウインドウサイズの変更が「画面の拡縮」モードになる。比率を固定できないのが残念
“化身化”したウインドウをアクティブにした状態でマウスホイールを回すと画面が拡大・縮小される
拡大した状態で上(Wキー)、下(Zキー)、右(Sキー)、左(Aキー)に表示部分を移動することができるほか、マウスドラッグでも移動できる。通常の状態に戻すには右上の「×」ボタンをクリックすればよい。
キャプチャー時の初期倍率、マウス転送の項目を設定できる。転送をオンにすると、ウインドウを縮小したままクリック、ダブルクリックの操作が可能だ(一部のソフトのみ)
化身化するホットキーをWindowsキー+「C」から変更したい場合は、まずWinkeshin.exeのアイコンを右クリック→「ショートカットの作成」をクリックしてショートカットを作成する
作られたショートカットのアイコンをさらに右クリックして「プロパティ」を表示。「リンク先」の所にCLONE+(任意のアルファベット)を入力すると、このショートカットから起動したときのホットキーがWindowsキー+アルファベットとなる。
マウスクリックの転送機能はソフト側の対応が必要なため補助機能として認識しておいたほうがいいだろう。アンインストールは、実行ファイルの入ったフォルダを消すだけでよい。