ウイルス対策入門:ノーガードのPCで3日間ネットしてみると…
セキュリティ対策と一口に言っても、実際に被害に遭ったことがないと、現在のネットがどのくらい危険なのかなかなか実感がわかないだろう。「自分だけは大丈夫」と思い込んでセキュリティ対策を怠っている人も少なくないはずだ。そこで実験として、セキュリティ対策を一切行っていないマシンで3日ネットを利用して、本当に危険なのかどうか試してみることにした。
ウイルス対策ソフトをインストールしていないのはもちろんのこと、ウインドウズ標準のファイアウォールも無効化した状態で、ネットの巡回やメールの送受信、ファイルのダウンロードなどを通常通り行ってみたぞ。3日後、カペルスキー社が提供しているオンラインのウイルススキャンサービスを使って、マシンの状態をチェックしてみた。果たして結果は……?
■セキュリティ対策なしでネットを利用
セキュリティ対策を行っていないマシンで3日間、ネットを利用してみた
海外のサイトに行くこともあるし、スパムメールも大量に送られてくる。心なしかマシンが重くなってきたような……
検出力に定評のあるカスペルスキーのオンラインスキャナでマシンの状態をチェックしてみる。開始ボタンをクリックしよう
カペルスキーオンラインスキャナ | ||
運営:Kaspersky Lab |
プログラムのダウンロードが行われる。完了したら「完全スキャン」をクリックしょう
スキャンの結果が表示される。感染オブジェクト6件、感染の疑いのあるオブジェクト5件。たった3日間でマシンはウイルスだらけになってしまった!
■オンラインスキャンで駆除もできる「F-Secure オンラインスキャナ」
オンラインのウイルススキャンサービスの中には、ウイルスの駆除に対応したサービスもある。「F-Secure オンラインスキャナ」はウイルスとスパイウェアの検出、さらに駆除にまで対応している。ただし、ウイルス対策ソフトほどの信頼性はないの
に注意しよう。
駆除も行えるが、オンラインサービスなのでサポート対象外。感染が見つかったら無料のウイルス対策ソフトで駆除するのをオススメする