「ウイルスキラー」の「RISING Antivirus」から無料版が登場
フリーのアンチウイルスソフトに新顔「RISING Antivirus」が登場した。聞き慣れない名前かもしれないが、北斗の拳やらとのコラボでも販売されていた「ウイルスキラー」は、RISINGの国内向け版。市販と同等のソフトを無料で使えるのだ。
参考:ウイルスキラーの「RISING AntiVirus」を日本語で無料利用 :教えて君.net
なお、この「RISING AntiVirus Free Edition」は、「ウイルスキラー」のアップデートファイルを利用することで日本語化可能だ。
「RISING Antivirus」は、中国製のアンチウイルス。アジア製品の中では最もメジャー、という感じだ。VB100%を受賞しているアンチウイルスなので「少なくともある程度以上の信頼性がある」と言える、かもしれない。ネトゲーなどを守るための「Application Protection Wizard」という機能が搭載されている点が特徴だ。個人用の「RISING Antivirus Free Edition」でも常駐保護機能や未知ウイルス検出、送受信メールのスキャンなど、いわゆる「常駐保護機能付きのアンチウイルス」としての基本機能を全て利用できる。
サンプルウイルスを使った詳細な検出力調査などを行っていないため推測になってしまうが、ユーザー層を考えるに、海外ファイル共有やアジア系ネットゲーム周辺のマルウェアに対する耐性など、いわゆる普通の無料アンチウイルスと異なる得意分野を持っている、かもしれないので、サブマシン用などで導入を検討しても良いのではないだろうか。
「RISING Antivirus」を公式サイトからダウンロードしてインストール。「複数言語対応」とのことだが、現状日本語は用意されていない。
指示に従いOS再起動。以後、OS起動時にドライバなどに対するスタートアップスキャンが行われるようになる。数秒で終わるので有効にしておくことをオススメする。
再起動後に「ウイルス検出時の動作」などの初期設定を行えば準備完了だ。
以後はメインウインドウ上で各ドライブに対するスキャンなどを実行できるようになる。
特徴的なのが「Application Protection Wizard」。ネトゲーやメッセンジャー、ブラウザ、BTなどのダウンロードツールを保護状態で起動するための機能、である模様。Firefox、Liveメッセンジャー、BitComet、メイプルストーリーなど、日本人ユーザーにとっても馴染みのある名前が多数登録されている。「ウイルスキラー」の「アプリケーション保護ウィザード」と同じ機能である模様。
スケジュールスキャン、除外フォルダなども標準程度に柔軟な設定が可能だ。
右クリックからスキャンを行ったり、といった機能も標準的。オマケ的に、復元ツールでも復活させられないようなファイル/フォルダ完全削除を行う「Shredder」も同梱されている。
執筆:tokix (tokix.net)