PSP裏拡張テクニック・PSP-2000を変身させる魔法のテク(2)
薄型化&高機能化したPSP-2000は、拡張性が高く、インタフェースも旧型から変更が加えられている。高機能化にともない、ファームウェアも複雑になっているので、ハッキングテクの難易度もアップしているのだ。今回は、前回紹介したPSP-2000を極悪化する手順の続きを解説するぞ。転んでも泣かない人限定で挑戦しよう。
前回は「Pandora's Battery」に同梱されている「mspformat」をコマンドプロンプトから実行してメモリスティックをフォーマットしたところまで解説した。今回はこのメモリスティックを「魔法のメモステ」に変身させるぞ。
魔法のメモリスティックを作ろう!
一度メモリスティックを取り出し、もう一度挿入、再度USB接続してパソコンにメモリスティックを認識させる。中はフォーマットしたので空だ。そこに新たにフォルダを2つ作成する。「PSP」フォルダ、その中に「GAME」フォルダだ。この「GAME」フォルダ内に、「Pandora's Battery」フォルダの中身をコピーする。コピーするのは「battery」フォルダ内にある「pandora_battery%」「pandora_battery」フォルダ、さらに「installer」フォルダ内にある「pbfirm_ install%」と「pbfirm_install」フォルダの4つ
ファームウェア1.50の「EBOOT.PBP」ファイルを「UPDATE.PBP」に書き換えて、メモリスティックに転送する。これで接続を解除。
「GAME」フォルダ内に、「Pandora's Battery」フォルダの中身をコピーする。コピーするのは「battery」フォルダ内にある「pandora_battery%」「pandora_battery」フォルダ、さらに「installer」フォルダ内にある「pbfirm_ install%」と「pbfirm_install」フォルダの4つ
ツールが起動するとメッセージ画面が表示されるので×ボタンを押して実行、XMBに自動で戻る。
再度メモリスティック内をパソコンから見ると「msipl.bin」が作成されている
パソコン上の「Pandora's Battery」フォルダ→「msinst」フォルダ→「msinst.exe」をマイコンピュータのCドライブへ移動
もう一度「コマンドプロンプト」を起動、先のフォーマット時と同じ要領だ。左の画面写真の手順に沿って入力して魔法の呪文をメモリスティックへ書き込ませる
終了メッセージが出たらメモリスティックを外して終了。「Magic Memory Stick」の出来上がり!
禁断のワザ、パンドラ・バッテリー
ファームウェア1.50、もしくはカスタムファームウェア適用のPSPに魔法のスティックを挿入。XMB画面の「ゲーム」→「メモリースティック」から「Pandra's Battery Creator」を○ボタンを押して起動する
ツールが起動するとメッセージ画面が表示されるので×ボタンを押してバッテリのデータを書き換える。終了メッセージが出たらメモリスティックとバッテリパックを外して終了。これで魔法セットの出来上がりだ!
……この記事の続きはネトラン12月号で!
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