【まとめ】WordPressとは一味違うサイト構築に挑戦 「GitHub Pages」の使い方
ウェブサイトを作る際に、WordPressなどの「ブログ型」のほかに、もう1つ選択肢として持っておきたいのが、静的な構造のサイト。ブログほど複雑になりすぎず、それでいてバージョン管理などの優れた機能を備えている、「GitHub Pages」でのサイト構築方法をマスターしよう。
現在の多くのサイトは、WordPressもしくはMovableTypeがベースとなるブログ型だ。更新がしやすく大量の記事の一括管理が行えるというメリットがあるが、数ページで構成されるシンプルなウェブサイトを作るには、サイトの構造が複雑になりすぎるため向いていない。
イベントの告知などの単純な構造のウェブサイトを作るのにオススメなのが「GitHiub Pages」だ。プログラムを共同で開発するためのSNS「GitHub」が提供しているサイト構築サービスで、「GitHub」の特徴である、複数人による編集とバージョン管理機能に対応している。誰かが勝手にサイトの内容を書き換えても、変更前のファイルが自動保存されているので、すぐに書き戻せる。手軽に作成でき、トラブルの対処も用意なウェブサイトを作れるのだ。
過去に取り上げた、「GitHub Pages」でウェブサイトを構築する手順をまとめたので、さっそく見ていこう。
【手順その1】 GitHubにアカウントを作成し独自ドメインを取得する
「GitHub Pages」の利用は、まず「GitHub」にアカウントを作成するところから始まる。GitHubの利用は無料、しかも容量は無制限。有料プランでは、リポジトリを複数作成できるが、ウェブサイトの構築用は無料プランで充分だ。合わせて「お名前.com」で、「GitHub Pages」のウェブサイトで利用する独自ドメインを取得しておく。
設定手順はこちら→シンプルなサイト構築ならWordPresより便利 独自ドメインで「GitHub Pages」を利用する
【手順その2】 GitHubにリポジトリを作成しウェブサイトを構築する
「GitHub」では、プロジェクトごとに「リポジトリ」と呼ばれる「入れ物」を作成する。この中にプログラムを保存するので、リポジトリ名にはプロジェクトの名前を付けるといい。後は「GitHub Pages」でウェブサイトを公開するだけでOK。「お名前.com」のDNSレコードを設定して、独自ドメインでサイトを公開する準備も進めておこう。
設定手順はこちら→「GitHub Pages」にリポジトリを作成して独自ドメインのウェブサイトを構築する
【手順その3】 GitHubにCNAMEファイルを追加して独自ドメインでサイトを公開
「GitHub Pages」を独自ドメインで利用するには、「CNAME」ファイルをGitHub内に作成する必要がある。といっても「CNAME」というファイルに、独自ドメインのURLを書き込んでおくだけ。サイトが公開されたら、特徴であるバージョン管理機能を確認しておこう。変更したファイルの過去バージョンが自動保存され、いつでも書き戻せるぞ。
設定手順はこちら→上書き・削除を全部バックアップ 「GitHub Pages」と独自ドメインで安全安心サイト運営
「GitHub Pages」はGitHub上に構築されるため、GitHubの機能がそのまま使える。「プログラム開発に話題のGitHubを使ってみたいけど、敷居が高そう……」と不安に感じている人も、まずは簡単な「GitHub Pages」でのサイト構築から初めて、リポジトリなどの機能に実際に触ってみると、GitHubの理解が進むのでオススメだ。
なお、これから、OwnCloudを利用する人、独自ドメインを取得する人には朗報だ。 「お名前.com」では今ならドメイン登録実績が750万件突破記念キャンペーンを期間限定で実施中。人気の[.asia/日本語.asia]ドメインが激安の"180円"、[.com/.net]ドメインが"600円から"で取得可能だ!もちろん人気の日本語ドメインも激安だ!
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「重要なファイルを消してしまった……」という憂き目は、誰もが一度は経験するものだが、「GitHub Pages」は過去の変更をすべて保存しているため、そういったトラブルとは無縁。従来のウェブ構築ツールとは違った魅力を持つサービスだ。
「お名前.com」の独自ドメインと組み合わせれば、外見上は普通のサイトとまったく変わらないので、ぜひ導入して、リスクのないサイト運営を行って欲しい。