「GitHub Pages」にリポジトリを作成して独自ドメインのウェブサイトを構築する

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「GitHub Pages」でウェブサイトを構築するには、「リポジトリ」と呼ばれる領域を作成する必要がある。リポジトリには、ウェブサイトの関連ファイルの変更履歴がすべて保存されるため、、更新ミスがあっても、簡単にリカバリできる。今回は「GitHub」にリポジトリを作成し、独自ドメインで利用できるようDNSレコードを設定するところまで作業を進めるぞ。

前回の記事(参照)では、「GitHub」のアカウントを作成し、「お名前.com」で独自ドメインを取得した。今回は、GitHubに「リポジトリ」を作成し、取得したドメインに「GitHub」のDNSレコードを設定する。

「リポジトリ」とは、容器や貯蔵庫、倉庫を意味する。「GitHub」では、プロジェクトごとにリポジトリを作成し、参加者がそこにアップロードすることでデータが共有される。。データは時系列順に自動的に整理され、バージョンが衝突することなく最新のファイルが公開されるという仕組みだ。
この仕組みは「GitHub Pages」で公開するウェブサイトにも適用される。リポジトリには過去の全ての変更内容がバックアップされるため、いつでも過去のバージョンに書き戻せる状態にになるのだ。

リポジトリが作成できたら、「お名前.com」のドメイン設定でDNSレコードを登録しよう。「GitHub」の「204.232.175.78」というIPアドレスを入力すればOKだ。
なお、DNSレコードの設定を行った後、設定が反映されるまでに72時間程度かかることがある。時間を置いてから次の作業に取り掛かろう。

■ 「GitHub」にリポジトリを作成する

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前回の記事(参照)で作成したアカウントでGitHubにログイン。「New repository」のボタンをクリックしよう

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作成するリポジトリ名を設定する。「Repository name」に任意の名前を入力しよう。ここでは例として「testpage」と入力

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「Public」が選択されているのを確認して「Create repository」をクリックしよう

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リポジトリが作成される。この画面になったら設定は完了

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右側のメニューの一番下にある「Settins」をクリックしよう

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設定ページが開いたら「GitHub Pages」の項目の「Automatic Page Generator」をクリックしよう

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作成するウェブサイトの編集画面が表示される・「Project Name」にサイト名、「Body」にトップページ本文を入力して「「Continue to Layouts」をクリックしよう

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サイトデザインのテンプレートが表示されるので、好きなものを選択して「PUBLISH」をクリックするとデザインが選択される。これでサイトの構築は完了。「http://<アカウント名>.github.com/<リポジトリ名>/]
を開くと、サイトが公開されている

■ 「お名前.com」にGitHubのDNSを設定する

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お名前.com」の「ドメインNavi」にログインしよう。上の「ドメイン設定」で、「ネームサーバーの設定」から「DNS関連機能の設定」をクリックする

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「DNSレコードの設定を利用する」にある「設定する」ボタンをクリックしよう

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過去に「お名前.com」で取得した独自ドメインがまとめて表示される。「GitHub」で利用するドメイン名を選択して、「入力画面へ進む」ボタンをクリック

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「入力」で、「ホスト名」は空欄のまま「TYPE」で「A」を選択。「VALUE」に「204.232.175.78」を入力し、「状態」を「有効」にして「追加」をクリック

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「レコード追加」にAレコードのIPアドレスの設定が表示される。画面の一番下の「確認画面へ進む」をクリックしよう

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DNSレコード設定の確認画面が表示される。画面下の「設定する」ボタンをクリックすれば、DNSレコードの設定は完了

「Git」といえば、コマンドラインでの操作を想像するかもしれないが(以前紹介したオープンソース版のサーバー導入事例を参照)、「GitHub Pages」でサイトを構築する分には、そういった操作は一切不要。リポジトリの作成も、「GitHub」のウェブページ上のみで行えるので敷居は低い。
「Git」の名を冠してはいても、メニューが英語であること以外、普通のブログサービスと難易度はあまり変わらないので、恐れずに挑戦して欲しい。

なお、これから、GitHub Pagesを利用する人、独自ドメインを取得する人には朗報だ。 「お名前.com」では今ならお名前.comドメイン登録実績が700万件突破記念キャンペーンを期間限定で実施中。人気の[.asia/日本語.asia]ドメインが激安の"180円"、[.com/.net]ドメインが"700円"で取得可能だ!もちろん人気の日本語ドメインも激安だ! 

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次回は、リポジトリ内にウェブページを作成し、「GitHub Pages」でサイトを公開。バージョン管理機能を生かしつつ、HTMLを編集できるようにする。さらにDNSレコードのファイルをアップし、独自ドメインでウェブサイトにアクセスできるようにする。

2014年03月24日 12時00分
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