Bloggerで独自ドメインを使う最初の難関 「お名前.com」にレンタルDNSレコードを設定する
前回の記事で、「お名前.com」で独自ドメインを取得し、Bloggerでブログを作成できたら、次は取得したドメインに設定を行おう。「お名前.com」にログインして、レンタルDNSレコードをBlogger用に設定するのだ。
「お名前.com」で取得したドメインをBloggerで使うには、「お名前.com」と「Blogger」の両方にそれぞれ設定を行わなければならない。まずは「お名前.com」側の設定である「レンタルDNSレコード」の指定のやり方から解説していこう。
レンタルDNSレコードは、取得した独自ドメインと、BloggerのURLを紐付けるための設定だ。Bloggerが公開している4つのIPアドレスと「ghs.google.com」を、「お名前.com」にログインして入力する。
具体的に入力するレコード内容は以下の5つだ。
ホスト名 | TYPE | VALUE | 状態 | 空欄 | A | 216.239.32.21 | 有効 | 空欄 | A | 216.239.34.21 | 有効 | 空欄 | A | 216.239.36.21 | 有効 | 空欄 | A | 216.239.38.21 | 有効 |
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ホスト名 | TYPE | VALUE | 状態 | www | CNAME | ghs.google.com | 有効 |
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独自ドメインで正しくサイトにアクセスできないトラブルは、このレンタルDNSレコードの入力にミスがあるケースがほとんど。数字や文字列の一部が抜け落ちていないか、きちんと確認しよう。
注意したいのが、レンタルDNSレコードは反映されるまでに時間がかかる点。次回、取り上げるBlogger側の設定が終わっても、レンタルDNSレコードの設定がまだ反映されていないと、独自ドメインのURLからサイトにアクセスできないことがある。設定後、1時間くらいは様子を見るといいだろう。
■ 「お名前.com」にBlogger用のセカンダリDNSを設定する
「お名前.com」の管理画面「ドメインNavi」にログインし、画面上部メニューから「ドメイン設定」をクリックしよう
画面中央に表示される「ネームサーバーの設定」メニューから「レンタルDNSレコード設定」をクリックしよう
レンタルDNSレコードを設定するドメインを選択する。Blogger用に取得したドメインを選んで「入力画面へ進む」をクリックすればOK
レンタルDNSレコードを登録する。まずはAレコードの登録からだ。「ホスト名」は空欄のまま「TYPE」で「A]を選択し、「VALUE」に「216.239.32.21」と入力のうえ「追加」をクリックする。以降、同様の操作で「216.239.34.21」「216.239.36.21」「216.239.38.21」の計4つのレコードを追加しよう
次にCNAMEのレコード登録だ。「ホスト名」に「www」と入力。「TYPE」で「CNAME」を選択し、「VALUE」に「ghs.google.com」と入力。「追加」をクリックしよう
画像のように「TYPE」が「A」の設定4つ、「CNAME」の設定1つが追加されたらOK。「レンタルDNSレコード設定用ネームサーバー設定確認」にチェックを入れて、「確認画面へ進む」をクリックしよう
設定の確認画面が表示されるので「設定する」をクリックしよう。これでレンタルDNSレコードの設定は完了だ
この設定では、取得した独自ドメインのURLだけでなく、「www」を含んだURLからもアクセスできるようになる。例えば「hogehoge.com」という独自ドメインを利用する場合、「http://hogehoge.com」だけでなく、「http://www.hogehoge.com」を開いたときも、同じように同一サイトに行けるのだ。細かいことだが、URLにおける「www」の有無はユーザーの混乱を招きやすいので、どちらでもいいようにしておけば確実なのだ。
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複数ブログを開設する予定のある人は、ぜひこの機会にまとめて独自ドメインを取得しておくことをオススメする。
次回(5/11掲載予定)は、「Blogger」側の独自ドメインの設定を解説するぞ。