「据え置き」で使うノートPCとしてはベスト! Amazonで超人気のレノボ「G580」を試してみた
「パソコンの主な用途はネットとメール」というライトな利用者は、場所を取らないノートPCをメインマインにするのがオススメ。据え置き型のノートPCなら、レノボの「G580」がうってつけだ。AmazonのノートPC部門の売り上げ上位を独占している大人気機種で、モデルによっては3万円を切る激安価格でありながら、ネットを楽しむには十分な機能を備えている。
レノボの「G580」は、低価格ノートPCの中でも最も人気のある機種。最大の魅力はその安さ。2012年10月31日現在、「2689-7LJ」の実売価格は2万8000円となっており、今現在、「もっとも安価に買えるパソコン」の1つとなっている。
また、「もう少しスペックが欲しい」という人のために、Core-i3の「2689-7KJ」からCore-i7の「2689-7JJ」まで、CPUの性能ごとにモデルが用意されているのも特徴。もっとも高性能なCore-i7搭載の「2689-7JJ」でも実売価格は4万円台と、破格の安さは全モデル共通となっている。
今回は「G580」のCore-i5搭載モデル「2689-7MJ」を借りることができたので、実際の使い勝手を試してみる。購入を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてほしい。
■ レノボ「G580」の外観と使い勝手をチェックする
LENOVO「G580」の筐体はグレア加工。モニタだけでなく、パームレスト部分、天板部分もグレア加工が施されており、強烈な存在感を放っている。その分、指紋が目立ちやすいのは好みが分かれる部分だろう
キーボード部分の材質は安っぽさこそ抜けないものの、キーストロークは深めで打鍵感は悪くない。これはレノボが買収したThinkPadのキーボードのノウハウが低価格モデルにもフィードバックされているからだろう。ガシガシとキーを打つハードな用途にも耐えてくれそうな作りなのは心強い
左側には通風孔、LANポート、HDMIポート、USB3.0×2。がある。反対側の右側にはDVDマルチドライブとUSB3.0ポート、音声出力を備えている
電源ランプ、バッテリーランプ、アクセスランプはパームレスとの手前にある。G580の筐体のシンプルなデザインを阻害しない控えめな存在になっているのは好印象だ。
この画像では、タッチパットが正面より左寄りに付いている点にも注意してもらいたい
iPhone4Sと並べて大きさを比較。かなり大きいことが見て取れるだろう。重量は2.6kg。持ち歩くにはかなりキビしい重さだ
身長178cmの筆者が小脇に抱えてみた。正直、気軽に持ち運ぼうとは思わないサイズと重量感。持ち歩こうにも、まず入るカバンを確保するのが大変そう……
サイズが大きい分、キーボードは広々としていて、キーの間隔にも余裕がある。テンキーが付いているのも、数字入力の機会が多い人には嬉しいところ。重量がある分だけ安定感は抜群で、強くキーを打っても本体がグラつく気配もない。やはり形状はノートPCだが、据え置き用として使うのに向いている
■ G580の性能を試してみる
「Windows エクスペリエンス インデックス」で性能を計測したところ、基本スコアは5.9。ノートPCとしては悪くない数字。価格を考えれば上出来といえる
3Dゲームを遊びたい人のために「FINAL FANTASY XIV」のオフィシャルベンチマークを計測。スコアは1287で、動作基準(1500)に及ばす。3Dグラフィックのゲームを遊ぶのはちょっと厳しそうだ
ブラウザゲームではどうだろうか。Google Chromeでアメーバピグを表示させてみたところ、こちらは特に引っかかるところもなく動作。大人数のエリアを表示してもスムーズに読み込めた
■ 自宅でネット(3Dゲーム以外)を楽しむなら絶対に買い!
「G580」の形状は確かにノートPCだが、実際は持ち歩いて使うモバイル用途には決して向いていない。また、パソコンとしても高い3D性能を要求するゲーム……FF14以外でも、スカイリム、バトルフィールド3といったFPSにも適正はない。
だが、こういった特殊な用途を想定しなければ、価格と合わせて実に魅力的なモデル。ブラウザゲームをちまちま遊ぶには充分なスペックだし、ネットを見たり音楽を聴いたり動画を再生する分には、充分すぎる性能を備えている。
ライトなパソコンユーザーが使うには、今もっともお買い得感のある製品。自宅用に、プレゼント用に、ぜひ選んで欲しいイチオシのノートPCだ。
Lenovo¥ 44,840 |