【パスワード超管理術1】総合管理ツール「KeePass」を導入する

keepass1_00.jpg
 SNSやオンラインショッピングなどのウェブサービスを使う上で切っても切り離せないのがパスワードの管理。覚えきれないからといって簡単なパスワードを設定したり、1つのパスワードを使い回したり、パスワードをメモしたりするのはとても危険だ。「KeePass Password Safe」を使ってみよう。

「KeePass Password Safe」は、複数のパスワードをデータベースに記録し、「マスターパスワード」と呼ばれる1つのパスワードで統一的に管理を行えるツール。パスワードのデータベースはガッチリ暗号化されるため、安心してウェブサービスを利用できるようになるのだ。記録したパスワードはキーボードからホットキーを押すだけで表示中のサイトに合わせて自動入力できるので超簡単。さらに、Firefoxユーザーなら「KeeFox」、Chromeユーザーなら「ChromeIPass」を導入すれば1クリックで自動入力することもできる。また、複数のPCと同期したり、スマートフォンからパスワードを利用することだってできちゃうぞ。
まずはダウンロードとインストール、そして初期設定の方法を紹介しよう。

■ 複数のパスワードを一箇所でまとめて管理する

keepass1_01-thum.jpg
KeePass Password Safe」のダウンロードページを開き、「Professional Edition」の「(Installer EXE for Windows)」をクリックしてダウンロード。なお、利用には「.NET Framework 2.0」以上が必要だ。Vista以降はデフォルトで導入されているが、XPの場合はWindows Updateでインストールしておこう。

keepass1_02-thum.jpg
言語ファイルのダウンロードページを開き、「Japanese」の「[2.x]」をクリックして日本語化ファイルをダウンロードする。また、非公式の言語ファイルをこちらのサイトからダウンロードしてもいい

keepass1_03-thum.jpg
インストーラを実行してKeePassをインストールしよう。インストール終了後自動でKeePassが起動し、アップデートのチェック画面が表示されるので「Enable」をクリック

keepass1_04-thum.jpg
言語ファイルを解凍する。KeePassのインストールフォルダに「Japanese.lngx」をコピーしておく

keepass1_05-thum.jpg
KeePassのメニューから「View」→「Change Language」を選ぶ。言語選択画面が表示されるので「Japanese」をクリックする。確認画面で「はい」をクリックするとKeePassが再起動し日本語化される

keepass1_06-thum.jpg
KeePassを使う前に設定をしておこう。メニューの「ツール」→「オプション」を選択。「セキュリティ」タブで「ユーザの操作が以下の秒数~」にチェックする。職場など周りに人がいる場合は「メインウインドウを最小化~」と「コンピュータのロック~」にもチェックを入れるといい

keepass1_07-thum.jpg
「インターフェイス」タブで「閉じるボタン([X])」では~」と「最小化時にタスクバー~」にチェックを入れる

keepass1_08-thum.jpg
「統合」タブで「ウインドウズの開始時にKeePassを実行」にチェックする。これで常駐向けの設定が完了だ

keepass1_09-thum.jpg
KeePassでパスワードを暗号化していても、ブラウザにパスワードを保存していたり、オートコンプリートを使っていると意味がない。保存してあるパスワードをメモしたら無効にしておこう。Chromeの場合「オプション」の「個人設定」で「パスワード」「自動入力」を無効にすればいい

keepass1_10-thum.jpg
IEの場合はインターネットオプションの「コンテンツ」タブから「オートコンプリート」の「設定」をクリックし「フォームのユーザ名およびパスワード」のチェックを外す

2012年02月21日 14時06分
©教えて君.net All Rights Reserved.