米国でデジタルミレニアム法見直し iPhone脱獄などが合法に
米国ではiPhoneの脱獄が合法となった。米国著作権庁は「iPhoneの脱獄」や「教育・批評目的のDVDの暗号化解除」などの6項目に関して、2000年に施行されたデジタルミレニアム著作権法に抵触しないとの見解を示している。
デジタルミレニアム著作権法は米国で2000年に施行された暗号化解除やコピー技術を規制するための法律。今回の見直しで新たに、「iPhoneの脱獄」「教育・批評目的のDVDの暗号化解除」「セキュリティ調査目的のビデオゲームの暗号化解除」などの6項目が対象外となった。
特に影響が大きいのがiPhoneの脱獄が法的に認められたことだろう。これまで密かにアングラで配布されていた脱獄アプリが、今後はおおっぴらに公開できるようになる。
ただし、Apple側が脱獄対策の手を緩めるとは考えにくく、今後もiOSと脱獄アプリのいたちごっこは続いていくはずだ。
・Statement of the Librarian of Congress Relating to Section 1201 Rulemaking
2010年07月27日 23時59分