地デジ攻略・録画編:コピー制約をぶっ飛ばせ!
地上デジタル放送(地デジ)はハイビジョンで放送されているため現在主流のアナログ放送とは比べものにならないほど映像がキレイだ。しかしHD CPという非常に強力な著作権保護機能が搭載されている。ダビングできる回数は決まっているし、録画した番組をほかの機器に取り込むことだってできない。
動画編集をしたりエンコードをしてiPodなどで見るなんてもってのほかだ。しかもパソコンで地デジを受信するにはHDCP対応のビデオカードや液晶がないと映像すら表示されない。あまりにがんじがらめの規制で、これではどんなに総務省が宣伝しても、とてもじゃないが普及するわけがないのだ。
だが「TS抜き」という手法を行える機器が現れたことで状況は一変した。地デジ放送をHDCPによるコピーガードがかけられる前に受信するハードを使って、パソコン上で自由に視聴&録画できるようになったのだ。今こそ地デジ導入の絶好のチャンスだ。必要ハードを入手して地デジコピー環境を作っちゃおう!
■HDCP対応機器はちょっと高すぎる
通常、地デジやブルーレイを表示するにはHDCP対応のビデオカードが必要だ。最も安価なモデルには玄人志向「RH3450-LE256H/HD」やASUS「EAH3450/DI/256M」があるが、購入には3000円から5000円程度かかる。またパソコンへの増設作業が必要だ
ビデオカードだけではなくHDCP対応のモニタも必要。最安のACER「X193Wbd」でも1万2000円程度だ。高すぎ!
バッファローの地デジチェック:「ストリームテストfor 地デジ」を実行すると使っているパソコンが地デジやブルーレイに対応しているかを確認できる。しかし!「視聴できません」と表示されてもTS抜きすれば問題なく見られちゃうのだ
■オンボードビデオならドライバを更新
オンボードのビデオカードを使っている場合はドライバをアップデートすることでHDCP対応にすることが可能な場合がある。ただし比較的新しいパソコンでしか機能しない。いずれにしてもTS抜きする方が得策だ。