PCがMacに化けるドングル+「AboutThisMac」でOSX生活
洗練された美しいデザインのMacは、持っているだけである種のステータスと見なされがち。見た目より実用性を重視するウインドウズとは相容れない。独自の世界を築いている。そんなお高くとまっているMacを、無理矢理PCで動かしてやろうというハックが流行している。
その決定版となりそうな製品が「EFiX」だ。USBヘッダに接続するだけで、市販OSXをそのままPCにインストールできるようになる。唯一、注意が必要なのがハードウェアの制約で、CPUはインテル製、マザーボードはギガバイト社など一部の製品に限られるぞ。自慢げにMacを使っているアップル信者に、PCとOSXの異種混合マシンを見せびらかしてやろう。
■EFiXでPCにOSXをインストール
接続するだけでPCにOSXをインストールできる「EFiX」。OSXは別に購入する必要がある。実売価格は1万3000円程度だ
マザーボードのUSBヘッダに接続する。USBポートに繋がっているケーブルを外して差し込もう
BIOSの設定画面を開き、ブートするデバイスの優先順位をEFiXが先頭になるように変更する
OSXのインストールディスクを入れ、起動するとEFiXのブートローダが起動する。OSXのインストール画面が表示されたら、指示通りインストールを進めていけばOKだ
インストール成功。ドングルとOSを合わせて3万円程でPCをOSXの環境にできる。対応ハードの情報はEFiXの公式サイトを参照
システム環境設定にあるEFiXのアイコンをクリックするとEFiXの設定画面が表示される
「Update」をクリックすると、自動的にサーバに接続してファームウェアを更新するぞ
Core2QuadやAtomなど、MacのラインアップにないCPUだと、CPU名が正しく表示されない。修正パッチ「AboutThisMac」を適用すると、正しくCPU名が表示される
■一万円なら買い!
ハードの条件さえそろえば誰でもOSXをインストールできるようになったのは大きい。公式サイトに記載がない対応ハードもあるらしく、今後OSXの仕様が変わっても対応してくれるので、持っておいて損はないだろう。
■OSXの鬼門だったサウンドやネット機能もちゃんと動くぞ
これまでのOSXにパッチを当ててPCにインストールする方法では、サウンドやネット関連の機能でトラブルが発生することが非常に多かったが、EFiXではそういった問題とも無縁だ。