【Vista/XP】よく使うデータは「Ultimate Defrag」でHDD外周に
長い期間利用し続けたXPやVistaは、データが断片化しまくってウインドウズ7など問題にならないくらい遅くなっている。断片化したHDDにはデフラグを行うのが基本だが、ただデータを最適化するだけでは芸がない。環境に合わせて高速に動作するように構成できる「UltimateDefrag」を利用してみよう。
頻繁に使うデータはアクセスの速いHDDの外周部に置き、あまり使わないデータはアクセスの遅い内側に配置するように設定することで、無駄のないアクセスが行えるようになる。データの移動が多い分、通常のデフラグよりもかかる時間は長いが、デフラグ後のHDDは以前よりもアクセスが快適になっているはずだ。
■よく使うデータをHDDの外周に配置
UltimateDefragをインストール。完了したら日本語化パッチをダウンロードしてUltimateDefragのフォルダで実行しよう
UltimateDefragを起動し「Analyze」をクリックしよう
HDDのスキャンが行われ断片化の状態が表示される。赤い部分が断片化している部分。かなり断片化が進行している
「自動」ではデフラグと同時に、使用頻度の高いデータをディスクのどこに配置するか設定できる。外側のトラックほどアクセスは高速になるので、バーを一番左側に移動
デフラグの完了予定時間が表示される。通常のデフラグより時間がかかるのでじっくり待とう
■好みのデフラグを選ぶ
今回はHDDの外周によく使うデータを集めることで、速度を重視したデフラグを行ったが、UltimateDefragではほかにも安定度を重視したデフラグや、日付で配置するデフラグ、断片化したデータのみのデフラグするなど、多彩なデフラグが行える。好みに合わせて利用しよう。
「日付で設定」では、古いデータをHDDのどの位置に配置するかを設定できる
■「自動」の設定画面でバーの左端が「高」になってるけど何コレ?
「自動」の設定画面では「高」「最高」「最適」から選べるようになっているが、これは日本語化ファイルの誤訳。「高」は日本語化されていない状態だと「Fast」と表示されており、左に行くほど高速化されるという意味になる。
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