MS純正の常駐保護つきスパイウェア対策ツール
Microsoftのアンチスパイウェア「Windwos Defender」の日本語β版がリリースされた。個人情報の収集・ブラウザのスタートアップページの書き換えなどを行う、いわゆる「スパイウェア」を防ぐための常駐保護機能付きツール。検出対象はSpybotやAd-Awareとカブるが、フリーのスパイウェア対策ツールでは珍しい常駐保護機能付き。ペストパトロールやSGアンチスパイなど、市販の常駐保護機能付きスパイウェア対策ソフトを導入している人以外、全てのユーザーに導入をオススメする。
Microsoftのページからダウンロードしインストールを行う……のだが、その前にWindowsの正規品チェックがある。先日紹介した「Football Scroreboard」などと同様の仕組み。
インストール後に定義ファイルの更新と初回スキャンが行われる。
メインウインドウは超シンプル。「ホーム」に現在のシステム状態が表示されている。
「ツール」で各種設定にアクセスする。注目は「Microsoft Spynet」。ユーザーが匿名でスパイウェア情報をマイクロソフトサーバーに送信する仕組み。ユーザーが増えれば新種のスパイウェアでも非常に早い段階で定義ファイルが提供されるはず。
もう一つの注目機能が「ソフトウェアエクスプローラ」。起動しているプロセスをリストアップし、プロセス停止やスタートアップからの削除を簡単に行わせる機能。プロセスの正体に関する情報が「Microsoft Spynet」から提供される模様。
WindowsDefenderはMS純正スパイウェア対策ツールであり、ユーザー数が増えれば増えるほど性能がアップする仕組みが作られている。OS提供メーカーがリリースするスパイウェア対策ソフトなのだから、今後ユーザーはカナリ増える。……それが独禁法とかのアレでどうかといった話を無視して言えば、効果の高い対策システムになるはずだ。