“共有知”で正確に変換する新型の日本語入力ソフト
SocialIMEは、辞書をネット上のサーバで共有するのが特徴の日本語入力ソフトだ。インストールして入力言語の選択で有効化しておけば、特別な設定をしなくても、共有の辞書に登録された単語を利用できる。
通常のIMEのように自分で単語を登録することも可能で、登録した単語はサーバで共有される。登録単語は既に充実しており、流行語や著名人の名前、アニメやゲームのタイトルなども、一発で変換できる。いちいち自分で単語登録しなくてもいいのは、想像以上に便利だ。
基本的な入力方式は、MSIMEなどと同じなので、違和感なく利用可能。また、ATOKや携帯電話などに搭載されているような予測変換機能も搭載しているぞ。まだ登場してから日が浅いβ版ということで、動作のカスタマイズ性などに難があるが、開発が進んで機能が充実してくれば、「MSIMEはダメだけど高いATOKを買うほどではない」という層にとって有力な選択肢となるかもしれない。今後に期待したいツールだ。
■ 辞書登録不要で様々な単語を入力
SocialIME | ||
作者:nokuno |
SosialIMEをインストールしたら、言語バーの左端の入力方式選択ボタンから「SocialIME」を選択しよう
SocialIMEが有効になり、言語バーがこのようなアイコンに変わるぞ
SocialIMEが有効になっている状態で、過去に入力したことのない新語や人物名、作品名などを入力してみよう。MS IMEと同じように、変換キーやスペースキーで変換を実行できる
言語バーの「単」ボタンで、単語登録ウィンドウを表示できる。正しく変換できない単語があったら登録しておこう。今のところ、すべての単語がサーバで共有されるので、プライベートな単語は登録しないように注意
「予」ボタンを押して明るく表示された状態にしておくと、文字をタイプしたときにその文字で始まる候補が表示される予測変換機能が有効になる