mixiやGmailのβはいつ取れる? それとも永遠に……
Coding Horrorでは、ソフトの開発段階で付せられる「α」(アルファ)や「β」(ベータ)について興味深い考察と定義を行っている。
ウェブサービスの世界では正式にサービスが開始されても「β」バージョンのまま、ということがよくある。Gmailやmixiが代表的な例だ。
αとβはギリシャ語の最初の2つの文字ということから、ソフトの最初と2番目のテストについてαとβが使用されるようになった。αおよびβテストの始まりは、IBMのパンチカードの時代までさかのぼる。
αテストは開発者グループの中での試作品段階。βテストは、製造部門も加わって量産に耐え得るかを確かめる工程だった。そして、ソフトウェア開発が盛んになると、同じ名称でテストを行われるようになった。Pre α→α→β→Release Candidate(RC)→Gold(=完成)に至る場合がほとんどだ。
滅多にないがβからRCにいかずに「γ」(ガンマ)を経る場合もある。Flickrはβ→γ→loves you(=Gold?)で完成に至った。γバージョンがあった珍しいサービスといえるだろう。
2008年08月02日 20時56分