動画から音声をMP3,AC3,WAVで抽出する「AoA Audio Extractor」
AVI/DivX/XviD, MPEG, MPG, DAT, WMV, MOV, MP4, 3GPの動画(作者ページの解説より)から音声を抜き出しMP3, AC3, WAV形式で保存する「AoA Audio Extractor」がリリースされた。従来は、MPEGからの音声抽出は「VirtualDubMod」、AVIからの音声抽出は「AVI Operator」というように、動画の形式によって抽出ツールを使い分けるのが定番テクだったが、対応形式の多い「AoA Audio Extractor」ならこれ一つでOK。操作も簡単なので、ライブ動画からMP3を作成しiPod Shuffleで鑑賞……などなど、様々なスタイルで活用しよう。
「AoA Audio Extractor」を作者ページからダウンロードしインストール。
起動し、「Add Files」から音声抽出したい動画を選択する。ドラッグ&ドロップでも良い。下部で出力設定を行うのだが、注意すべきは「Audio SampleRate」。iTunes/iPodなど一般的なオーディオ環境では44100Hzのファイルしか取り扱えないので設定変更をお忘れなく。ビットレートの選択肢は128, 160, 192, 224, 256, 320kbpsなどで、VBRは使えない模様。
リストに追加した動画を選択し「Movie Clip」で、動画の一部からのみ音声を抽出する設定も行える。バーをドラッグして範囲を指定する形式。波形や画面を見ながらの設定はできないので、「AoA Audio Extractor」で大まかにトリミング → 抽出後に「Audacity」などを使い正確にトリミング、と二段工程がオススメ。
「Start」で抽出処理が開始される。編集部のテストでは、10分のAVI動画から、サンプルレート44100Hz・128kbpsのMP3で抽出を行うのにかかる時間は約2分半。