コダワリ派の最先端音楽(TTA+CUE).mkaをfoobarで聴く

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現在、PC上での音楽鑑賞スタイルは大きく分けて二通り。iTunesに代表されるライブラリ型プレイヤーを使うか、ストイックに機能・性能を追求するか、だ。機能・性能追及派に今最もオススメなのが、通称「(tta+cue).mka」というファイル形式とfoobar2000を使った音楽鑑賞法。これまでは再生時にベータ版のプラグインを使う必要があったのだが、遂に再生プラグインが正式版としてリリースされた。機能・性能追及派に文句なくオススメな鑑賞スタイルに進化した、通称「(tta+cue).mka」の全容を紹介しよう。

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CDからのリッピングにはExactAudioCopyを利用する。基本的にはCD挿入後「IMG」をクリックすれば良いが、本格的に使うなら初期設定が不可欠。設定が少し難しいツールなので、詳しい解説はMUSIC PCを参考に。

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ExactAudioCopyによってWAVファイルとCUEファイルが作成されるので、MKA変換機で「(tta+cue).mka」形式に変換する。比較的簡単に使いこなせるツールだが、念のためMKA変換機マニュアルを確認してから利用すると良い。なお、VB6ランタイムが必要なので、エラーが出て起動できない場合は導入しよう。

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作成された「(tta+cue).mka」形式のファイルは、一ファイルでありながらアルバム全曲を格納しており、トラックごとの頭出し再生も可能な高機能ファイル。しかも、格納されているのはTTAというファイル形式。MP3のような圧縮音楽と異なり「可逆圧縮」と呼ばれる形式で、音質がCDと全く変わらないのだ。

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「(tta+cue).mka」形式はまだあまり一般的でないため、WMPなどでは再生不能。プレイヤーソフトfoobar2000に、「foo_input_matroska」プラグイン、さらに先日正式版がリリースされた「TTA plug-in for Foobar 0.9」プラグインを組み合わせる。foobar2000インストール後、SourceForge内のプロジェクトページからプラグインをダウンロードして解凍し、DLLファイルを「C:\Program Files\foobar2000\components」にコピーする。

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「(tta+cue).mka」形式のファイルをfoobar2000で開くと、アルバム内トラックのリストが表示され、各トラックを頭出し再生させることができる。一ファイルなのでHDD上での管理が容易だし、しかも音質はCDと同じ。コダワリ派にとっての最強音楽ファイル形式なのだ。

2006年05月16日 14時29分
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