高機能なショッピングサイトを構築!ConoHaのVPSにEC-CUBEを導入する

tensoumatome.jpgショッピングサイトを作る際の定番となっている「EC-CUBE」。VPSに導入することで自由度の高いECサイトを構築できるシステムだ。前回の記事では、ConoHaのVPSにApacheとMySQLをインストールして、EC-CUBE導入の下準備を行った。今回はEC-CUBEをダウンロードして、ブラウザから初期設定を行っていくぞ。


■ ConoHaのVPSにEC-CUBEをインストールする

前回の記事では、ConoHaのVPSにApacheを導入し、MySQLにアカウントとデータベースを作成するところまでを解説した。今回はいよいよEC-CUBEをインストールし、初期設定を行う手順を解説しよう。
EC-CUBEには2.1系と3.0系の2つのバージョンがある。安定しているのは長年使われてきた2.1系だが、現在開発が進んでいるのは、昨年7月にリリースされた3.0系だ。今回は最新の3.0系を使ってインストールを行っている。もし、より安定した稼働を希望するなら2.1系を選んでもいいだろう。
EC-CUBEをダウンロードして展開したら、ファイルをすべて「var/www/」にコピーする。コピーした中にある「html」フォルダの中にインストール関連のファイルがあるので、「http://IPアドレス/html」のURLをブラウザで開くと、インストールウィザードが開く。あとはサイトやデータベースの設定を入力するだけでOKだ。
  


■ EC-CUBEを導入しインストールウィザードを起動する

  

[root]# wget http://downloads.ec-cube.net/src/eccube-3.0.1.zip

「wget」コマンドでEC-CUBEを公式サイトからダウンロードしよう。今回は3.0系の最新版を指定している
  

[root]# unzip eccube-3.0.1.zip

ダウンロードが完了したら、「unzip」コマンドを実行。ZIPファイルが展開され「eccube-<バージョン名>」のフォルダに保存されるぞ
  

[root]# cp -r eccube-3.0.1/* /var/www/

展開したフォルダの内容を、「/var/www/」の中にコピーしよう
  

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ブラウザに「http://IPアドレス/html」のアドレスを入力して開こう

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EC-CUBEのインストール画面が開く。「次へ」をクリックしよう

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サイトの初期設定の画面が開くので「店名」「メールアドレス」「管理画面ログインID」「管理画面パスワード」「ディレクトリ名」を入力。「次へ」をクリックしよう

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「データベースの設定」が開く。「DBの種類」で「MySQL」を選択。「DBサーバのIPアドレス」に「localhost」もしくは「127.0.0.1」を入力。「DB名」に前回の記事でMySQLに作成したデータベース名を入力。「DBユーザー名」と「パスワード」もMySQLに設定した通りに入力して「次へ」をクリック


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「データベースの初期化」が表示される。「次へ進む」をクリックしよう

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「インストールが完了しました」が表示されたらOK。あとは「管理画面を開く」をクリックして、EC-CUBEにログインしよう

  


  

EC-CUBEでショッピングサイトを構築する際に、ぜひ組み合わせて利用したいのが、新ドメイン「.shop」だ。一目で販売系のサイトと分かるため、告知効果は抜群。現在、一般登録が開始されたばかりなので、レアドメインの多くがまだ手付かずで残っている。今からEC-CUBEでネットショップを開設しようとしているのなら、ぜひ一緒にサイト名の「.shop」のドメインも確保しておくといいだろう。
ConoHaのVPSなら、リーナブルで環境に合わせたスペックのサーバー環境を用意できる。EC-CUBEを導入して、自分だけのショッピングサイトの構築に挑戦してみよう。


2016年10月01日 12時00分
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