画像ファイルに混入する「Thumbs.db」をスキャンで抽出し一括削除できるツール
ウインドウズの画像ファイルをOSXやLinuxで開いたときに、フォルダ内に「「Thumbs.db」という謎のファイルがあるのに気付く人は多いはず。これはウインドウズで画像のサムネイル(縮小版)を表示するためのもの。目障りなら「Thumbs Remover」で一括削除してから送ろう。
「Thumbs Remover」は、ウインドウズが自動生成する「Thumbs.db」ファイルを自動的に抽出し、一括削除できるツールだ。「Thumbs.db」はウインドウズで画像の縮小版のキャッシュを保存するファイル。ウインドウズから見えないが、OSXなどほかのOSに画像ファイルを転送すると可視化される。それ自体では無害なファイルだが、例えばMacユーザーのデザイナーに写真を送る際に、「Thumbs.db」が混ざっていたせいで全体のファイル数を間違えるなど、トラブルの原因にもなりうる。ほかのOSの利用者に画像ファイルを送る場合は、「Thumbs Remover」でフォルダをスキャンして、「Thumbs.db」を削除しておくのがエチケットだろう。
■ 画像ファイルに付き物のThumbs.dbをまとめて削除する
「Thumbs Remover」を公式サイトからダウンロードしインストール。EXE版とZIP版があるので、好きな方をインストールしよう。「Select folder or drive」で「Thumbs.db」を検索したいフォルダーもしくはドライブを指定しよう
検索する場所を指定したら「Start」をクリックするとスキャンが開始される
スキャンが完了すると、「Thumbs.db」があるフォルダのパスが表示される。削除したいファイルのチェックボックスを有効にして「Delete selected files」をクリック
確認のダイアログが表示される。「はい」をクリックすると「Thumbs.db」が削除されるぞ
なお、EXE版をインストールした場合は、右クリックメニューに「Scan with Thumbs Remover」という項目が追加される。フォルダやドライブを右クリックメニューからスキャンできるようになるぞ