シャットダウンで休止状態にさせない!ウインドウズ8を完全終了させる方法
ウインドウズ8での大きな変更点の1つが、電源の機能だ。ウインドウズ8のシャットダウンは、従来のウインドウズの「休止状態」にあたり、完全に電力が遮断されていない。たまにしかパソコンを使わないなら、シャットダウンで完全にシステムが終了するように設定しよう。
ウインドウズ8では、OSの復帰を早めるために、初期状態では完全なOSの終了はできない仕様になっている。「シャットダウン」を選択して、一見終了したように見えても、実は電源は完全には断たれておらず、すぐに起動できるようスタンバイされている。
頻繁にパソコンを起動するユーザには便利だが、たまにしかパソコンを使わない人は、常に休止状態にしておく必要はない。コマンドプロンプトから、シャットダウン=休止機能を停止させ、完全に終了するように設定しておこう。
■ ウインドウズ8を「休止状態」ではなく「完全終了」させる
ウインドウズ8の「シャットダウン」は、従来のウインドウズのシャットダウンと異なり、電源が完全には落ちない。これまでの「休止状態」がシャットダウン扱いとなっている。そのため、わずかながら電力を消費するため、長期間使用しない場合は、完全に電源を落としたい
画面左上にカーソルを移動させてチャームを開き、「検索」をクリック。検索欄に「コマンド」と入力しよう
検索結果に「コマンドプロンプト」が表示されるので、右クリックすると、チェックマークが表示される
画面下に表示されるメニューから「管理者として実行」をクリックする
管理者権限でコマンドプロンプトが立ち上がる。「powercfg /hibernate off」と入力して、キーボードのEnterキーを押す。エラーメッセージが表示されなければ設定変更は成功だ
設定前と設定後でウインドウズ8の電源オンから起動までの時間を計測してみた。設定前は1分50秒で起動していたのが、設定後は起動までに3分30秒も時間がかかるようになっている。しかし、これが本来の起動時間。1分50秒で起動していたのは、休止状態からの復帰だからなのだ
設定を元に戻したいときは、同様に管理者権限でコマンドプロンプトを起動して「powercfg /hibernate on」と入力し、Enterキーを押そう