断片化が著しい特定のフォルダだけを個別に最適化できるデフラグソフト「Puran Defrag」

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最近のデフラグソフトは、高速デフラグだけでなく、高速にアクセスできるようにデータを配置するなど多機能なものが多い。「Puran Defrag」もその1つ。個別フォルダのデフラグなど、実用的な機能が満載だぞ。

「Puran Defrag」は、実用的な機能を備えたデフラグソフトだ。
特徴的な機能は3つ。断片化したデータを並べ替える際に、一時ファイルなどアクセス頻度の多いデータを、HDDの中でも特に処理速度の速い領域に再配置することで、アクセスを効率化することが可能。また、「低優先度」モードにより、ほかの作業が行われていないタイミングを見計らって、自動的にデフラグを進めることもできるぞ。
さらに、特定のフォルダだけを対象にデフラグを行う機能にも対応。ダウンロード用のフォルダなど、細かいファイルの出し入れが頻繁なフォルダはデータが断片化しやすい。そういったフォルダをこまめにデフラグしておくといいだろう。
ウインドウズ標準のデフラグ機能の充実により、デフラグソフトの存在感は一時期よりも薄くなっているが、そんな中でも非常に有用なツール。長期間パソコンを使っていて、データの読み書きが遅くなってきたと感じたら、ぜひ利用してみてもらいたい。

■ 優先度を下げたり個別ファイルのデフラグを行う

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Puran Defrag」を公式サイトからダウンロードし、インストール。デフラグしたいドライブを選択して「分析」をクリック

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ドライブの断片化の状態のレポートが表示される。特に断片化が激しいファイルなどが通知されるぞ。「デフラグ」をクリックして断片化を解消しよう

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デフラグの状況はクラスターマップとして表示される。デフラグの際に、アクセス頻度の多い一時ファイルは、HDD内の処理速度の速い領域に配置されるため、アクセスが効率化されるぞ

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時間がかかるデフラグは、ほかの作業を行いながらやりたい人もいるだろう。「低優先度」にチェックを入れると、他のプロセスにリソースが使われていないときにのみ、デフラグが行われるようになる

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個別のフォルダを指定して、デフラグを行うことも可能。フォルダを右クリックして、メニューから「Puran Defrag」をクリックしよう

2012年07月03日 21時17分
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