【まとめ】ツイートの海で溺れないためのTwitterクライアント入門
Twitterで無闇やたらとフォロワーを増やしたはいいが、ツイートが増えすぎて全部流し読み……なんてことになっていないだろうか?Twitterを楽しむコツは、タイムラインを流通する情報量を上手くコントロールすることにある。そこで重要になってくるのが、つぶやきをフィルタリングするためのクライアントソフト。自分のTwitterのスタイルに合ったクライアントソフトを探してみよう!
Twitterを使っていて一番の悩みどころはフォロー数の加減。フォロワーをあまり増やしすぎるとタイムラインを流れる発言が膨大になり、漠然と他人のツイートを流し見するだけになってしまいがち。かといって、フォローをあまり絞りすぎると、重要な情報がタイムラインに流れてこなくなってしまう可能性がある。フォロー数は「100名前後」が1つの基準と言われているが、その中には一日中つぶやいている人もいれば、たまにしかつぶやかない人もいる。Twitterユーザーは個人差が大きいため、タイムラインを自分の読みやすい量に調整するのはなかなか難しいのだ。
そこで重要になってくるのがTwitterのクライアントソフト。クライアントソフトの一番大きなメリットは、ユーザーIDや発言内容からつぶやきをフィルタリングできる点。タイムラインに大量のつぶやきがあっても、重要な発言だけを別のタブに表示すれば、タイムラインはおおざっぱに眺めつつも、重要なつぶやきは漏らさずチェックすることができる。
今期は、主要なTwitterクライアントソフトの使い方を、情報収集を中心に解説していく。大量のつぶやきに埋もれて右往左往している人は、これらのクライアントソフトの中から自分に合ったものを選んで、使いこなしてみよう。
国内でもっとも人気のあるTwitterクライアント「Tween」。タイムラインにつぶやきの一覧をクリックすると内容が表示されるという、スタンダートな作り。お気に入りユーザーや検索結果を別のタブに表示することもできる。普通にTwitterを使うには何ひとつ不足のないクライアントだぞ。
徹底的にシンプルに作られているのが「Twit」だ。Twitterを複雑に使いこなすよりは、分かりやすい操作体系を求める初心者に向いている。デザインも洗練されているので、あんまり無骨なクライアントソフトはちょっと……という人にもオススメ。
「Echofon」はほかのソフトのように独立して動作するクライアントではなく、Firefoxのアドオンとして提供されている。右下にTwitterのタイムラインがポップアップ表示されるので、Twitterのページをいちいち開かなくて済む。検索機能などはないが、ウェブを見ながら常にタイムラインをチェックできるのが最大の魅力なのだ。
ここからはマルチカラムで複数のタイムラインを同時に表示できるタイプのクライアントソフトを紹介。「Seesmic」は特に検索機能に優れているのが特徴で、自分のフォローしているユーザーの動向を知るというよりは、検索キーワードでTwitter全体の話題の動きをチェックするのに向いている。関心のあるキーワードを登録しておいて、どんなつぶやきが発せられているのか眺めるという使い方がいいだろう。
最後を締めるのは、世界で最も人気のあるクライアント「TweetDeck」だ。マルチカラムでお気に入りユーザーや気になるキーワードのタイムラインを同時並行で見ることができる。また、TweetDeckの設定をオンライン保存して、別のマシンやiPhoneのTweetDeckと同期させることが可能。ほかのクライアントソフトには真似できない、別次元の高機能ぶりとなっているのだ。