【ノートPC超改造】SSDの容量不足はSDHCで補う
SSDの弱点は大容量のモデルが少ないことだ。ハードディスクは500Gバイトが主流なのに、今回紹介したSSDは32Gバイト。XPとオフィスなどを導入するだけで10Gバイト程度は埋まってしまうのであまり余裕がない。かといって外付けハードディスクを使うと持ち運びが不便になる。
ノートにSDHC対応のSDカードスロットがあるなら手持ちのSDカードをファイル保存場所として使おう。簡単に取り出せるので秘密のファイルの隠し場所としても有効だ。SDカードスロットがSDHCに対応していないと2GバイトまでのSDカードしか使えないが、XPにパッチを当てるとSDHCも使えるようになる。ファイルの保存だけではなくツールのインストールに使いたいなら、ドライバを改造してSDカードをハードディスクとして認識させる裏技を使ってみるのがオススメ。リムーバブルドライブにインストールできないツールをムリヤリ導入できるようになる。
■ SDカードスロットを有効活用
使用するSDHCカードは何でもいい。Silicon Powe「r SP016GBSDH006V10」なら16Gバイトで実勢価格2940円で買える。SDHCカードをパソコンの内蔵カードリーダに差し込んでファイルをどんどん保存しよう
マイクロソフトのサイトで「修正プログラム923293」をダウンロードして実行するかXPにSP3を導入すると、4Gバイト以上のSDHCカードに未対応の内蔵SDカードリーダを対応させられる
SDカードをハードディスクとして認識させるには、SDカードを挿入してコントロールパネルの「管理ツール」から「コンピュータの管理」を起動。「デバイスマネージャ」を選択する。「ディスクドライブ」のツリーを展開してカードリーダの項目を右クリック。メニューから「プロパティ」を選ぶ
「詳細」タブを選択して「ハードウェアID」を選ぶ。一番上の行を選択してキーボードの「Ctrl」キーを押しながら「C」キーを押そう
「Hitachi Microdrive Filter Driver」を解凍し、生成されたファイル「cfadisk.inf」をメモ帳で開く。[cfadisk_device]と書かれた部分の下に「%Microdrive_devdesc% = cfadisk_install,」と入力しハードウェアIDを貼り付ける
デバイスマネージャに戻り、カードリーダの項目を右クリック。「ドライバの更新」を選ぶ。「cfadisk.inf」のあるフォルダを選択してインストールするとSDカードがハードディスクとして認識されるようになる