地デジ攻略・快適再生編:録画PCの動画をどこでも視聴(2)
パート1で作業でサーバ側の設定は完了し、TSファイルを配信できるようになった。次は見る側の設定だ。TSファイルを再生したいパソコンにtsfile2uのクライアントツールを導入し、サーバ側から配信されてきたTSファイルを受信できるようにしよう。
導入と設定が終わったら、tsfile2uを使ってTSファイルを受信しよう。サーバ側で設定したフォルダにあるTSファイルが一覧表示され、見たいファイルを選択できる。tsfile2uにはTSファイルの再生ツールTVTestとの連携機能があるため、ファイルを選択するだけでTSファイルを受信し、TVTest上で再生することができる。これで録画したパソコン内にあるTSファイルをどこでも楽しむことができる環境の出来上がりだ!
■クライアントを設定してどこでも視聴
TSファイルを再生したいパソコンでTVTestをダウンロードして適当なフォルダへ解凍しておく
設定画面で「参照」をクリック。先ほど解凍したTVTestの実行ファイルを指定する。コマンドラインオプションが自動入力されたのを確認したら、一度「設定保存」をクリックして設定画面を閉じる
再度メインウインドウで「設定」をクリックし、設定画面で「詳細設定モードへ」をクリックする
「読み込み設定」タブを選択。「読み込み方法」で「リモートサーバー」を選ぶ。「リモートサーバー設定」の「接続先」に、前ページで調べたIPアドレスを入力し、「アクセスキー」に前ページで指定したパスワードを入力する。「転送方法」で「クライアント経由」を選択して「設定保存」をクリック
設定したフォルダにあるTSファイルの一覧が表示される。再生したいものを選択して「開く」をクリックしよう
■レジューム確認画面を非表示に
tsfile2uには途中まで見た動画を続きから再生できるレジューム再生機能がある。しかしレジューム再生が可能な場合には確認画面が毎回表示されるため、普通に最初から再生を行いたい場合にはうざったい。
いつも動画を最初から再生する人はレジューム再生の確認画面が表示されないように設定を変更してしまおう。
レジューム再生の確認画面が表示されると、ボタンをクリックしないと再生が始まらないため使いにくい。また確認画面がTVTestのウインドウの裏に隠れてしまうことが多く不便だ
tsfile2uの詳細設定画面で「レジューム設定」タブを選択。「ファイルを開いたときに自動的にレジュームを開始する」を選び「最近開いたファイル」で「1」を選ぶとレジューム再生が行われなくなる
■再生は常にフルスクリーンで行おう
TVTestを毎回フルスクリーン再生させる人は、tsfile2uの設定画面の「視聴設定」タブで「コマンドラインオプション」の一番後ろに、半角スペースを空けて「/fullscreen /f」と入力しよう。設定を変更しなくても自動でフルスクリーン再生が行われるようになる。