わずか6秒で起動!ネットブックを進化させる新OS「Cloud」

わずか6秒で起動するネットブック向けOS「gOS Cloud」が登場。来年発売されるギガバイト製のネットブックに搭載される予定だ。いわば「ウェブサービスを使うためのOS」で、最初からGoogleアプリに最適化されている。出来次第では今後のネットブックの標準になる可能性もありそうだ。

ネットブックを実際に使ってみて気になるのが、ハードの性能面よりも「ネットブックでウインドウズは使いにくい!」ということ。考えてみれば、狭い画面にタッチパネルを搭載したネットブックを、デスクトップマシンと同じインタフェースで操作するのには無理がある。

ネットブック最大の欠点となってしまっている「OS」を刷新すべく登場したのが「gOS Cloud」だ。その名の通りクラウドコンピューティング、つまりウェブ主体でサービスが提供される時代に合わせた設計となっていて、起動すると画面にはいきなりGoogleの検索窓とGoogleアプリがずらり。起動にかかる時間はわずか6秒という軽量ぶりだ。ウインドウズと共存させることも可能。Googleが開発した携帯電話向けOS「Android」が話題になっているが、そのネットブック版と言えそうだ。

低価格なネットブックの登場、SSDの低価格化と、誰もがモバイルを当たり前に使える時代は着実に迫ってきているが、最適化されたOSの登場によりまたひとつピースが埋まった印象。ブレイクスルーはそう遠くない。後は通信環境さえ整えば……。

動画:6秒で起動するネットブック向けgOS Cloud

2008年12月05日 22時05分
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