Googleの独自ブラウザ「Google Chrome」が早朝に公開された

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昨日お伝えしたとおり、Googleの独自ブラウザ「Chrome」がリリースされた。予定通り、早朝午前4時頃に公開されたようだ。さっそく特徴や主な仕様、昨日の段階では明らかにされていなかった特徴的な機能などを紹介するぞ。

GoogleChromeは公式サイトからダウンロード可能だ。以下、特徴的な機能などを紹介する。

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昨日の段階でも各サイトで報道されていたとおり、アドレスバーこと「Omnibar」は非常に高機能だ。アドレスでもキーワードでも打ち込んで目的のサイトを探せる。スタートページはOperaのスピードダイヤルっぽい。

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Googleマップなどで利用されるAjaxは期待通りの高速性。体感的にもIE<Firefox<Chrome、は明確な差として感じられる。

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Googleマップやカレンダー、GMailなど、ウェブアプリをアプリ化して使う機能も搭載されている。「アプリケーションのショートカットを作成する」でデスクトップなどに「GMailを開く」ショートカットを作るのだ、「アプリケーションのショートカット」から開いた場合はウインドウ外観が独自で、ウインドウのサイズや位置も個別に記録される模様。

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各タブ、Flashなどのプラグインが個別プロセスで動作している。「開発/管理」「タスクマネージャ」か、タイトルバー右クリック「タスクマネージャ」で、個別にメモリ消費量やCPU負荷を確認することができるのだ。個別の強制終了も可能。

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いわゆるサイドバーは存在せず、ブックマークはブックマークバー(リンクバー)領域に表示させておくことになる。アドレス欄左のスターをクリックしてブックマーク登録、という操作だ。基本的には、バー自体を使わず、新規タブを開いてスタートページから各種サイトにアクセスすることが想定されている設計のようなのだが、ブックマークレットなどを考えると、実際には「ブックマークバーを常に表示」を有効にしていないと満足なウェブ巡回は行えないように思える。

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ちなみに、ステータスバーがないのが気になっていた人もいる気がするが、リンクにマウスを載せると最下部にリンク先アドレスが表示される。アドレス欄の表示で常にサーバーアドレスが強調(というよりサーバーアドレス以外がグレー)表示されているなど、ここらへんの設計は親切だ。

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タブをドラッグ&ドロップすることで新規ウインドウ化する作業が快適だ。「基本タブブラウザ、しかし場合に応じて新規ウインドウ」という使い方が強力に想定されていると言える。

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アレなサイトやページを開くときに「シークレットウインドウ」を利用すると……。

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閲覧状況がマシン内に記録されない。ウインドウの外観自体も通常と異なっている。Chromeでは、スタートアップページのサムネイルなど、静かに記録した履歴が様々な箇所で活かされる。「Google的」というと何だが、そうであるが故に「シークレットウインドウ」が必要になってくる訳だ。

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開発者向けな右クリックメニュー「要素を検証」も特徴的な機能だろう。

執筆:tokix (tokix.net)

2008年09月03日 10時33分
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