ミクとデュエットできる曲を作ろう
ニコニコ動画には、ボーカロイドのミクやリン、レンを一緒に歌わせたデュエット動画がたくさんある。そのハモリは確かにステキだが、女性パートをミクに、男性パートをカラオケ化すれば、自分も一緒に歌えちゃうぞ。
ニコニコ動画には、ミクとリン&レン、リンとレン、はたまた彼女たちと別のボーカルソフトを一緒に歌わせたデュエット動画が大量に投稿されている。確かにそのハモリはステキすぎるが、歌の世界を楽しんでいるのは彼女たちだけ。
「VOCALOID2」と遊びたいなら、自分も一緒に歌ってしまえ! ボーカルキャンセルソフト「BestPractice」と、音声編集ソフト「Audacity」があれば、手元のCDのどんな曲でだってミクやリンやレンとデュエットできる。ならば、あの男女コンビのヒット曲を歌わない手はない。ミクが歌い、オレがラップをキメまくる、なんてことが実現するぞ。
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BestPractice | ||
作者:Robert Moerland |
Audacity | ||
作者:Dominic Mazzoni |
「BestPractice」でデュエット用のトラックを作る手順はネトラン2008年2月号の6ページに掲載しているので参考にしてほしい。唯一注意すべきは「VOCALOID2に入力するのは、あくまで女性パートのみ」ということくらいのもの。ラップはオレたちの仕事だ。
そして、せっかくミクとデュエットするのだから、お互い見つめ合いながら歌いたいもの。カラオケとボーカルの合成が終わったら、出来上がったWAVEとミクの画像を組み合わせて、カラオケビデオを作ってみよう。「ユーリードビデオスタジオ」なら、本物のカラオケビデオのように歌に合わせて歌詞を字幕表示させられるぞ。
デュエット曲の女性パートを初音ミク版に編集
まず「BestPractice」でミクたちと一緒に歌いたい曲を「カラオケ化」しよう
VOCALOID2を起動し、デュエットしたい楽曲の女性パートのメロディだけを入力する
メロディの最初の音を右クリック→「歌詞の流し込み」をクリックする
入力フォームに歌詞を平仮名で入力。長音、促音は音符の長さでコントロールするので、入力しなくてOK
子音の長さをコントロールするベロシティや、各音の音量を変更するダイナミクスなどを調節して、歌声に表情を付けよう。詳細はこちらの記事か、本誌2008年2月号の8ページを参考にしてほしい。歌がある程度「聞ける」状態になったら「ファイル」→「書き出し」→「Wave」をクリックし、WAVE形式で保存する
ミクが歌うアカペラ音源(上)と、最初に作ったカラオケ音源(下)を「Audcity」にドラッグ&ドロップ
ここではミクの歌い出しのタイミングに合わせてカラオケを切り貼りする
ミクとカラオケが完璧にシンクロしたら「ファイル」→「別名で書き出し」から、合体された音声を「Wave」形式で保存すれば出来上がり。思う存分、ミクの歌にラップを重ねよう
TIPS・オレとミクの珠玉の1曲を永久保存
音声編集ソフト「Audacity」には、パソコンにつないだマイクの音声を録音する機能も用意されている。あらかじめ作っておいたデュエット曲を再生しながら歌えば、自分の声が新規トラックに追加される。ボーカルとカラオケを合成するときと同じようにミキシングしてやれば、ミクとのデュエットをWAVE形式で保存できるぞ。
デュエット曲を開いた状態で「編集」→「設定」をクリック。「オーディオI/O」の「レコーディング」項目にマイクを挿すサウンドカードが指定されていることを確認。「レコーディングしながら他のトラックを再生」にチェックを入れる
ボリュームスライダーでマイクの音量を調節した後「再生」をクリック。曲が流れ始めるので「録音」をクリックして歌おう
……この記事の続きはネトラン2月号で!
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