任意のツールをサンドボックス上で動かす「SafeSpace」
サンドボックスとは、保護された閉鎖領域内でアプリケーションを動作させる仕組みのセキュリティシステム。「SafeSpace」を使えば、例えばいわゆる「開いただけでウイルスに感染するウェブページ」などの危険を除去することが可能だ。
サンドボックスという仕組みを使うと、ページを開いただけで感染するウイルス・いわゆるバッファオーバーフローなどを使ったネットツール経由のワームを防ぐことができる。あるアプリケーションをサンドボックス内で動作させれば、仮にそのアプリケーションでウイルスを踏んでしてしまっても、ウイルスプログラムの活動はサンドボックス内で仮想的に行われるため、本物のシステムに影響を及ぼさないのだ。任意のアプリケーションをサンドボックス内で動作させる「SafeSpace」を使い、各種ネットツールを安全に利用しよう。
「SafeSpace」を作者のページからダウンロードしてインストール。途中でシステム設定が行われるので少し待ってインストール完了だ。指示に従いOSを再起動させる。
初回起動時にはウェルカム画面が表示されるが「Show me this entry page」のチェックを外して「Skip Tutorial」をクリックすれば良い。
「Applications」に登録されているのが、サンドボックス内で動作するツール。登録済みツールを起動すると、ウインドウが赤い枠で囲まれている。このアプリケーションはサンドボックス内で動作しているので、アプリケーション経由のシステム書き換えは仮想的に行われる。
保護されるフォルダは「Privacy」にリスト表示されている。「Add」で追加することも可能だ。
追加したばかりのフォルダは、読み込みのみが可能な「Read Only」という設定になっている。書き換えを仮想的に行いたい場合は「Virtual」をクリック。
サンドボックス内で動作させるツールは「Applications」の「Add」で追加可能だ。
登録したツールを、保護されるフォルダの読み込み・書き換えが可能な状態で起動させるには、タスクトレイ右クリックメニュー内「Quick Launch outside SafeSpace」から。