遠隔操作ツールを悪用されて個人情報大流出
「お前の教え方じゃよく分かんねーよ」と逆ギレするような友だちにPCの使い方を叩き込むには、VNCのような遠隔操作ツールを使うのが手っ取り早い。相手のマシンを離れたところから操作できるのだから、便利は便利だけど……コレちょっと危なくね?
VNCなどの遠隔操作ツールは、その名のとおり離れたところから他のパソコンを直接操作できる(あるいは逆に操作してもらえるようにする)ソフトだ。だから初心者に操作の仕方を説明する際はモチロン、会社や学校から自宅のマシンを操作して、必要なデータを取り出す、なんて便利な使い方もできる。
しかし、これは危険と隣り合わせのツールでもある。バックドアからクラッカーが侵入するようなものだからだ。
VNCは、少なくとも操作される側にはインストールされている必要がある。操作する側がブラウザに相手のIPアドレスを入力すれば操作が可能だ。いずれにせよ、VNCやそのほかの遠隔操作ツールは、操作される側にインストールされていなければ、パソコンを乗っ取られる心配はない。しかし、こういうツールって、友だち同士で盛り上がり、つい勢いで入れることがある。それは仕方がないけれど、「乗っ取られ」対策を忘れないように。
操作する側のマシンで操作される側のマシンのIPアドレスを入力
対策・一番いいのはインストールしないこと!?
便利なような怖いようなVNCによる遠隔操作は、そもそもこのツールが入っていないパソコンでは行われることがない。だから不安な人はツール自体をインストールしないことだ。
もしも乗っ取られてしまった場合は、VNCを終了するか、インターネットから切断すればOK。また、そもそも信頼できない相手にVNCのパスワードを教えるのもやめておこう。
乗っ取られたことが分かったら、とにかくVNCを即刻終了
VNC環境がどうしても必要なら、パスワードは毎回変更した方がよい
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