「Fennec」の参入でケータイでもブラウザ戦争勃発?

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Mozilla Foundationが開発している「fennec」は、ケータイをはじめとするモバイル機器向けのFirefoxだ。注目すべきはインタフェース。メニュー表示を一切排除し、画面タッチだけで操作できるように工夫が凝らされている。まだアルファ版だが、今後の進化に期待が持てそうなツールだ。

ケータイ向けFirefoxとして開発が進められている「Fennec」。現在アルファ版が公開されていて、PCにもインストールできる。
fennecの特徴はメニューがまったくない点。右クリックメニューはもちろん、画面上部のメニューバーやツールバーも存在しない。画面をクリックして、右方向にドラッグしてみよう。現在開いている画面の一覧が表示され、新しくタブを追加することができる。逆左方向にドラッグすると、「進む」「戻る」「ブックマーク」のボタンが表示される。ケータイの狭い画面を広く使うために、ブラウザのボタンを画面左右に隠すという独特のインタフェースとなっているのだ。Firefoxと同様にアドオンの追加も可能で、既に「TwitterBar」などのアドオンがリリースされている。
画面のドラッグを前提としたインタフェースは、iPhoneなどのタッチパネル型ケータイを意識しているのは明らか。PC用ブラウザのモバイル機器への移植としてはOpera Mobileが知られているが、Fennecの参入により今後はモバイルの世界でのブラウザ戦争もアツいことになってきそうだ。

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画面をクリックして右方向にドラッグすると、タブを選択する画面が表示される。新しいタブを追加することも可能だ

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画面を左方向にドラッグすると「戻る」「進む」や「ブックマークへ追加」のボタンが表示される。下の設定ボタンをクリックするとアドオンなどの画面になるぞ

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2008年11月18日 15時54分
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