PSP裏拡張テクニック・カスタムファームウェアで最新ゲームにも対応
いよいよ待望のファームウェア1.50にダウングレードできた。しかしこれでもまだ真の極悪PSPではない。何でもできるというならあと一歩、最新ゲームや最新機能も動かせるようにしたいところだ。今回はそのカスタマイズの手順を解説するぞ。
ダウングレードで自作ゲームや各種フリーツールが使えるようになるのはいいが、最新ゲームや便利な機能も使いたい。そんなPSPファンの声に応えたのが非公式のカスタムファームウェアだ。表向きは最新ファームウェアでもカーネルは1.50という理想の環境が実現する。つまり、エミュレータやほかのPSP拡張ツールを使いつつ、最新の市販ゲームも遊べてしまうわけで、ダウングレードで感じる「新しいものを遊べない切なさ」から解放されるのだ。このカスタムファームウェアを導入するためには、1.50にダウングレードしたPSPが必要だ。それに加えて新しいバージョンの公式ファームウェアも用意する。一度カスタムファームウェアを導入すると、その後はカスタムファームウェアの新バージョンをアップグレードしていけばよい。
当然だがオフィシャルではないうえ、時折致命的なダメージをPSPに与えてしまう。表示の不具合や一部機能が使えない、入力がおかしくなる、最悪の場合は起動不能となる。最新の3.71のカスタムファームウェアも公開されているが、バグも多く報告されていて、短い期間にアップデートが相次いでいる。
カスタムファームウェアもバージョンによって導入方法が異なるが、まずベーシックな操作で書き換えられる3.52を紹介する。あくまで非公式のファームウェア、言ってみればクラッキング系ツールでもあるので、利用はあくまで自己責任だ。危険度は1.50へのダウングレードより高いと考えてもらいたい。
カスタムファームウェア3.52を導入
CFW PSP 3.52 M33 | ||
作者:Dark Alex |
PSPの公式ファームウェア3.52をネットなどから入手。「352.PBP」に書き換える。同時に1.50のファイルも「150.PBP」に書き換えておく
CFW 3.52 M33を解凍し、できたフォルダを開いて中にある「M33CREATOR」フォルダをメモリスティックの「PSP」→「GAME」内に転送する
さらに先にリネームしたファームウェアのアップデータをメモリスティック内の「M33CREATOR」に転送
同じフォルダ内にCFW 3.52 M33解凍時にできた2つのフォルダ「kxploitpatcher」と「kxploitpatcher%」も転送する
PSPを起動してまずパッチを当てる。XMB画面で「ゲーム」→「メモリースティック」から「KXp loit Permanent Patcher」を選択して○ボタンで起動させる
次に同じメニューで並んでいる「3.52 M33 CREATOR」を○ボタンで起動
画面がシャットダウンされ真っ暗に。不安になるが、しばらくすると「Press X to exit」と表示されるはずだ。×ボタンで脱出という意味なので、メッセージに従う。再起動の途中で黒画面のまま「Writing 3.52 firmware...」と表示されるが、時間がかかるのでしばらく待つ
OKが出て終了したらXMBの「ゲーム」→「メモリースティック」の中に「3.52M33UPDATE」が作成されているので○ボタンで起動する
再び真っ黒な画面になる。「Press X to start」をさっきと同じように実行。今度は「Press X shut down the psp」と表示される。×ボタンを押して終了せよ、だ
……この記事の続きはネトラン12月号で!
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